ダルカラ「マクベス」開幕に、翻案・演出の谷賢一「上演史に新たな1ページを」

DULL-COLORED POP「マクベス」が、本日12月12日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオで開幕した。

本作は、ウィリアム・シェイクスピアの「マクベス」を谷賢一が翻案・演出するもの。原作テキストに現代日本が抱える問題との共通点を見出した谷が、少人数の座組で新しいシェイクスピア像を立ち上げる。劇中音楽はドレスコーズの志磨遼平が担当し、出演者には、DULL-COLORED POPメンバーの東谷英人、大原研二、倉橋愛実、宮地洸成、百花亜希と、柿喰う客の淺場万矢が名を連ねた。

開幕に際し谷は「令和元年、新しい時代にふさわしい全く新しい『マクベス』が完成しました。たくさんの仕掛けと演劇的遊び心に満ちていて、途中までは楽しくご覧頂けると思いますが、最後には私が翻案した『衝撃のラスト』が待ち受けています」「『マクベス』上演史における新たな１ページを一緒に作りましょう」とコメントし、観客の期待を煽った。

上演時間は約1時間30分、公演は12月22日まで。なお、本日12日19:00回終演後には谷によるトークディスカッション、15日13:00回終演後には志磨をゲストに迎えたアフタートークが実施される。

谷賢一コメント

令和元年、新しい時代にふさわしい全く新しい「マクベス」が完成しました。たくさんの仕掛けと演劇的遊び心に満ちていて、途中までは楽しくご覧頂けると思いますが、最後には私が翻案した「衝撃のラスト」が待ち受けています。「マクベス」の上演史上、一度もなかったことが起こるのです。それを観てお客さんが笑うのか、泣くのか、怒るのか、まだ私にもわかりません。「マクベス」上演史における新たな１ページを一緒に作りましょう。