極上文學「桜の森の満開の下」が開幕、荒木健太朗「セッションも楽しんで」
2019年12月7日 21:30
5 ステージナタリー編集部
「本格文學朗読演劇 極上文學 第14弾『桜の森の満開の下』~孤独~」が、本日12月7日に東京・新宿FACEで開幕。昨日6日にはキャストによる挨拶が行われた。
2011年にスタートした「極上文學」は、日本の名作文学を題材とする朗読シリーズ。第14弾となる今作では、脚本を神楽澤小虎、演出をキムラ真、音楽を橋本啓一が引き続き手がけ、坂口安吾の「桜の森の満開の下」を原作とした作品を立ち上げる。
開幕に際し、ランズベリー・アーサーは「語り師ということで、物語を紡いでいくのですが、本を書いているという感覚もあり、読み師を演じられる皆さんともリンクするところがあるので、注目して楽しんでいただけるとうれしいです」とコメント。榊原優希は「語り師という役は物語を紡いでいく、物語を作り出している存在なので、物語をしっかりと楽しんでいただけるように演じたいと思います」と意気込む。笹翼は「坂口安吾さんの作り上げた『桜の森の満開の下』という世界観を現代で盛大に作り上げていきたいと思っております」とアピール。高坂知也は「自分なりに一生懸命、頭のいい人ならではの苦悩や独特の世界観、ちょっと怖いけれども綺麗な雰囲気、そういったものを皆様にお届けできればと思います」と意気込んだ。
続く山本誠大は「マルチキャスティングということで、役者によって全然アプローチの仕方が違いますので、その場で生まれる役者同士のコミュニケーションが毎公演違ってくると思います」と見どころに触れる。松本祐一は「僕自身『極上文學』では初の女性役ということで、いろいろ研究して舞台に挑もうと思っております」と目標を掲げる。田渕法明は「場がキュッと締まったり、和やかな空気になったり、その場その場の空気をお客様と一緒に感じながらできあがっていくような作品だと思っております」と述べた。
さらに轟大輝は「自分自身が座組で最年少ですので、先輩たちの胸を借りる気持ちでしっかりと楽しんでいけたらいいなと思います」、田口涼は「女性役をやることが多くなってきたのですが、最初に演じたときに参考にさせていただいたのがミカシュン(三上俊)さんでして、今回同じ役を演じさせていただくということで、ミカシュンさんよりはるかにヘボいなと言われないように(笑)、一生懸命がんばります」とそれぞれ意気込みを語った。
三上は「今回は“伝える”ということをテーマにみんなで作り上げてきましたので、わかりやすく楽しんでいただけるのではないかと思います」と述べ、梅津瑞樹は「僕もすごく小説が大好きで、今回この作品に携わらせていただけたことが本当に光栄でしかたないので、皆様も是非その現場を目撃しに新宿までいらしてくださるとすごくうれしいです」と続ける。太田将熙は「これは朗読劇ではないです!というくらい、本は持っているのですが、すごく動いて、朗読劇なのに360度から観ていただけます」と見どころを語った。
そして宮城紘大は「稽古を通して、僕にしかできない鼓毒丸があると思いましたし、それぞれその人にしかできない皆さんのよさがあるなと思いました。この作品はどの回もみんな違ってみんないいとお客さまが思えるように、僕たちは全力で板の上で生きたいと思います」と観客にメッセージを送り、荒木健太朗は「多分僕の鼓毒丸が一番面白いとは思うのですが(笑)……という気持ちで皆それぞれいると思うんです。今日初めましてという人たちもいましたし、そのセッションも楽しんでいただけたらなと思っております」と結んだ。公演は12月15日まで。
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江戸川 櫻 @edgarsakura
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