これはフランク・ヴェデキントの戯曲「春のめざめ」を原案とした作品。一川華による新訳版“Version1892(ドイツ版)”と、すべての設定を2019年の東京に置き換えた翻案版“Version2019(東京版)”が回替わりで上演される。また、19世紀当時、表現規制のためにカットされたシーンを同じくカットして上演する“規制版”も披露される。
一川は上演に際し、「私たち独自の新しい『春のめざめ』を創作致します」と意気込み、「両方のバージョンを見比べてお客様一人一人の『春のめざめ』を発見してください」とメッセージを送った。演出は大舘実佐子が担当する。
一川華コメント
「性」の弾圧、表現規制、親と子の切れたコミュニケーションなど「春のめざめ」は現代の日本に生きる私たちにも通じる問題を提起してくれる名作戯曲です。様々な演出家や劇団によって上演が繰り返されている作品ですが、今回HANA'S MELANCHOLYでは私たち独自の新しい「春のめざめ」を創作致します。Version1892では原作の19世紀ドイツ、Version2019では2019年の東京、日替わりで時や国境を超え性に悩む子供たちに焦点を当てていきます。是非、両方のバージョンを見比べてお客様一人一人の「春のめざめ」を発見してください。
HANA'S MELANCHOLY vol.3「『SPRING AWAKENING -春のめざめ- Version1892 & Version2019』」
2019年11月22日(金)~12月1日(日)
東京都 ギャラリー・ルデコ 3F
作・原案:フランク・ヴェデキント
翻訳・構成:一川華
演出:大舘実佐子
キャスト
Version1892(ドイツ版):
Version2019(東京版):橋岡未浪、岡拓未、松下芽萌里、山川大智、
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