アジア各国のアーティストが共同制作「ペール・ギュントたち」静岡で開幕

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「ペール・ギュントたち ~わくらばの夢~」が、11月9日に静岡・静岡芸術劇場で開幕した。

「ペール・ギュントたち ~わくらばの夢~」より。(c)HIRAO Masashi

「ペール・ギュントたち ~わくらばの夢~」より。(c)HIRAO Masashi

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「ペール・ギュントたち ~わくらばの夢~」より。(c)K. Miura

「ペール・ギュントたち ~わくらばの夢~」より。(c)K. Miura[拡大]

本作は、「SPAC秋→春のシーズン 2019-2020」の演目の1つ。ヘンリック・イプセンの原作をモチーフにした作品を、インドネシアの演劇シーンを牽引するユディ・タジュディンのもと、アジア各国から集まったアーティストが共同で立ち上げる。

「ペール・ギュントたち ~わくらばの夢~」より。(c)K. Miura

「ペール・ギュントたち ~わくらばの夢~」より。(c)K. Miura[拡大]

演出を手がけるユディ・タジュディンは開幕に際し、「世界中の国や人々が繋がりを強めるなかで生み出されている『不安』と『恐怖』に関する複雑な問題を調査し、それを舞台芸術作品として実現することが出来ました」と手応えを語ると共に、「観客の皆さんをただ楽しませるだけではなく、私たちとともにこのテーマに思いを巡らせてもらえるような作品になったと実感しています」と心境を明かした。

上演時間は2時間20分。公演は11月17日まで。

ユディ・タジュディン コメント

2年間の準備を経て、「ペール・ギュントたち ~わくらばの夢~」が初演を迎えることができ、大変嬉しく思っています。インドネシア・スリランカ・日本・ベトナムのアーティストが参加する<Multitude of Peer Gynts(多様なペール・ギュントたち)>プロジェクトとして、世界中の国や人々が繋がりを強めるなかで生み出されている「不安」と「恐怖」に関する複雑な問題を調査し、それを舞台芸術作品として実現することが出来ました。語り、視覚、身体、聴覚といった様々なパフォーマンスの形態は、このプロジェクトに参加しているアジアのアーティスト同士のオープンなコラボレーションによって構築されました。そして、観客の皆さんをただ楽しませるだけではなく、私たちとともにこのテーマに思いを巡らせてもらえるような作品になったと実感しています。

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「ペール・ギュントたち ~わくらばの夢~」

2019年11月9日(土)・10日(日)、16日(土)・17日(日)
静岡県 静岡芸術劇場

原作:ヘンリック・イプセン
訳:毛利三彌
演出:ユディ・タジュディン
共同制作:ウゴラン・プラサド、川口隆夫、ヴェヌーリ・ペレラ、美加理、ムハマッド・ヌル・コマルディン、森永泰弘、グエン・マン・フン、アルシタ・イスワルダニ、グナワン・マルヤント、大内米治、佐藤ゆず、舘野百代、牧山祐大、宮城嶋遥加、若宮羊市

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