水俣病に関わった家族の綻びと再生を描く、ふたくちつよし作「風を打つ」開幕

2

21

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 8 12
  • 1 シェア

ふたくちつよし作・演出「風を打つ」が、昨日11月7日に東京・俳優座劇場で開幕した。

トム・プロジェクト プロデュース「風を打つ」より。

トム・プロジェクト プロデュース「風を打つ」より。

大きなサイズで見る(全5件)

トム・プロジェクト プロデュース「風を打つ」より。

トム・プロジェクト プロデュース「風を打つ」より。[拡大]

物語の舞台は1993年水俣。集落で初めて水俣病患者が出た網元・杉坂家は、長く続いた差別や偏見を乗り越え、漁の再開を決意するが……。

開幕に際しふたくちは、「ある網元の患者家族の葛藤を軸に家族の綻びと再生を描いています。現代にも通じるこの思いが観客の皆さまの心に届きますように」と観客にメッセージを送っている。公演は11月17日まで。

ふたくちつよしコメント

水俣を扱った芝居は三年前に上演した「静かな海へ」に続いて、この作品が二作目となります。
長く芝居を書いていると、確かに書き上げた作品なのにもかかわらず、何か書き残したことがあるような不思議な気持ちに囚われることがあります。
この「風を打つ」もそんな思いの中で書き上げた作品の一つです。
前作は水俣病を発見した医師の葛藤を描きましたが、今回はある網元の患者家族の葛藤を軸に家族の綻びと再生を描いています。
現代にも通じるこの思いが観客の皆さまの心に届きますように。

この記事の画像・動画(全5件)

トム・プロジェクト プロデュース「風を打つ」

2019年11月7日(木)~17日(日)
東京都 俳優座劇場

作・演出:ふたくちつよし
出演:音無美紀子太川陽介高橋洋介いわいのふ健岸田茜

※高橋洋介の「高」ははしごだかが正式表記。

全文を表示

読者の反応

  • 2

奥田みのり @minori_okd

【公演レポート】水俣病に関わった家族の綻びと再生を描く、ふたくちつよし作「風を打つ」開幕(コメントあり) https://t.co/MQzzPPzqx8

コメントを読む(2件)

関連記事

ふたくちつよしのほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 ふたくちつよし / 音無美紀子 / 太川陽介 / いわいのふ健 / 岸田茜 / 高橋洋介 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします