中山優馬と駒井蓮が即興で変身ポーズ披露、鴻上尚史「地球防衛軍 苦情処理係」開幕

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鴻上尚史作・演出による「地球防衛軍 苦情処理係」が、明日11月2日に東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで開幕する。これに先駆け、昨日10月31日にフォトコールと囲み取材が行われた。

左から鴻上尚史、駒井蓮、大高洋夫、中山優馬、原嘉孝、矢柴俊博。

左から鴻上尚史、駒井蓮、大高洋夫、中山優馬、原嘉孝、矢柴俊博。

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KOKAMI@network vol.17「地球防衛軍 苦情処理係」フォトコールより。

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「地球防衛軍 苦情処理係」は、鴻上のプロデュースユニット・KOKAMI@networkの第17弾作品。昨年上演されたKOKAMI@network第16弾「ローリング・ソング」に出演した中山優馬が主演を務め、出演者にはこのほか、原嘉孝(宇宙Six / ジャニーズJr.)、駒井蓮矢柴俊博大高洋夫らが名を連ねた。

KOKAMI@network vol.17「地球防衛軍 苦情処理係」フォトコールより、怪獣と戦うハイパーマン。

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KOKAMI@network vol.17「地球防衛軍 苦情処理係」フォトコールより、ルミネ新宿が破壊されるシーン。

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フォトコールでは、作品冒頭の1場から3場までが公開された。異星人や怪獣の襲撃を受けるようになった近未来の地球では、人類を守るための組織・地球防衛軍が活躍していた。主人公の深町航(中山)は、地球防衛軍の働きにより被害を受けた住民からの苦情を受け付ける“地球防衛軍 苦情処理係”の新人。深町は、リーダーの瀬田勇作(大高)と先輩の竹村健司(矢柴)、遠藤陽人(原)、そして新しくバイトとして入ってきた松永日菜子(駒井)とともに、人々からの苦情を引き受けていた。そんなある日、怪獣と戦う“ハイパーマン”が現れ……。

KOKAMI@network vol.17「地球防衛軍 苦情処理係」フォトコールより。

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本作では、怪獣により新宿の街が破壊されていくさまを演者が小道具を使って表現するなど、鴻上のユニークな演出が光る。中山は、深町を実直で心優しい青年として立ち上げ、矢柴演じる竹村が、厄介なクレーマー役として深町に迫る場面では、中山は困りきった表情でうろたえ、会場の笑いを誘った。また中山はオープニングで、原とともに華麗なダンスを披露。原は、とある野望を抱く遠藤を表情豊かに演じ、駒井は“苦情処理係”の紅一点でありながら、はっきり物を言う日菜子を愛嬌たっぷりに表現した。

左から鴻上尚史、駒井蓮、大高洋夫、中山優馬、原嘉孝、矢柴俊博。

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フォトコール後の囲み取材には、鴻上、中山、原、駒井、矢柴、大高が登壇。まず中山は、鴻上と1年ぶりにタッグを組むことに「こんなにも早く鴻上さんの作品に出られると思っていなかったのでうれしいです」と笑顔を見せる。また司会から、舞台衣装がジャニーズのステージ衣装を彷彿とさせる、とのコメントを受けると、中山はそれに同意しつつ「ジャニーズといえば、今回の作品はダンスが多めになっていますよね?」と鴻上に視線を送る。すると鴻上はニヤリと笑い、「それは優馬と原っちが来てくれたから。2人とも『自分はジャニーズの中でダンスが上手いほう』って豪語してたので(笑)」と発言。これに対して中山は「いやいや、踊れるっていうだけです!」と謙遜したが、原は「上手いです!」と胸を張り、中山は「おい、怒られるで!(笑)」とツッコんだ。

KOKAMI@network vol.17「地球防衛軍 苦情処理係」フォトコールより。

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オープニングのダンスのあと、汗を大量にかいてしまうと話す原が「またこの衣装が暑いんですよね……。かなり細工をしていただいたんですけど、通気性が……」と明かすと、隣の矢柴がすかさず「服のせいにしないでもらっていいですか(笑)」と言及。鴻上も「制作側もできる限りのことはしたんですけど、そもそも原嘉孝って、どんなに寒くてもタンクトップを着てるんですよ。だから衣装のせいじゃない。体質だよ!(笑)」と指摘し、会場を笑いで包んだ。

KOKAMI@network vol.17「地球防衛軍 苦情処理係」フォトコールより。

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クレームをつける芝居を司会から褒められた矢柴が「昔やってたコールセンターでのアルバイト経験が生きたのかなあ」とほほ笑むと、鴻上が「えっ、コールセンターで働いてたの!? そんなこと俺に一言も言ってなかったじゃん!」と驚きの声を上げる。続けて矢柴が「今の人はわからないかもしれないけど、小劇場出身の俳優は下積み時代、全員コールセンターで働いていて……」と語り出すと、大高は「みんなじゃないから! 一緒にしないで!(笑)」と野次を飛ばし、息の合ったやりとりで報道陣を和ませた。

変身ポーズをキメる中山優馬(中央)。

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変身ポーズをキメる駒井蓮(中央)。

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フォトコールでは謎の存在として登場した“ハイパーマン”について、司会が「もしかして優馬くんがハイパーマン……?」と質問すると、中山は「優馬くんがハイパーマンになるはずないじゃないですかあ!(笑)」と意味深な笑顔で回答。鴻上が「優馬がハイパーマンなわけないんだけど、ハイパーマンに変身するとしたら、どんな変身ポーズ?」と中山に投げかけると、中山は「えっ、ハイパーマンですか?」と焦った表情を浮かべつつ、すぐに「ハイパー、マン!」と叫びながら変身ポーズを披露。その姿を満足そうに見つめた鴻上は「まあ、“もしも”の話ですからね。というか、ハイパーマンが一体誰かっていうのは、実は物語の発端に過ぎないんです」と明かす。中山が「だって(駒井)蓮ちゃんがハイパーマンかもしれないですもんね!」と駒井に視線を送ると、駒井は「私もですか!?」と戸惑いを見せつつ、独自の変身ポーズで応えてみせた。駒井の臨機応変な対応に、鴻上は「(駒井は)いい女優になりますよ、間違いなく。今のうちに抑えておくといいと思います」と太鼓判を押した。

KOKAMI@network vol.17「地球防衛軍 苦情処理係」フォトコールより。

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最後に中山は「今回は怪獣に襲われている地球、という近未来が舞台なんですけど、物語に出てくる問題や人間ドラマは現代と変わらない。だから、すごくわかりやすく観ていただけるかと」と見どころについて語り、「小さい頃、思い描いていた世界が、鴻上さんの演出によってリアルに表現されていて、とてもワクワクする作品。観ると元気になると思うので、ぜひ劇場に来てください!」とアピールし、会見を締めくくった。

上演時間は約2時間。公演は11月24日まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで行われ、その後、本作は29日から12月1日まで大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される。

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KOKAMI@network vol.17「地球防衛軍 苦情処理係」

2019年11月2日(土)~24日(日)
東京都 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

2019年11月29日(金)~12月1日(日)
大阪府 サンケイホールブリーゼ

作・演出:鴻上尚史
出演:中山優馬原嘉孝(宇宙Six / ジャニーズJr.)、駒井蓮矢柴俊博大高洋夫 / 清水隆伍、渡邊とかげ、浦家賢士、溝端藍、藤本稜太、金本大樹

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大高洋夫 @gibson_703

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