12月に大阪・大阪松竹座で上演される「大阪環状線 ~君の歌声が聴きたくて1985~ 天王寺駅編」の取材会が、昨日10月21日に大阪・あべのハルカス60階の展望台・ハルカス300で実施された。
室は「撮影がある」と呼ばれた先で本作に主演することを聞き、驚いたと明かす。ミュージシャンを目指す役どころの室は、出演に向けギターの練習に励んでいると言い、「時間を見つけては弾いているので自信はあります。藤井フミヤさんの『TRUE LOVE』を弾けるようになりました!」と手応えを語った。
神奈川県出身の寺西は「控室でも関西弁しか聞こえてこなくて、アウェイ感を感じています」と笑いを交えつつ、「ですが、僕は現代から1985年に行く役なので、アウェイ感を忘れずにお芝居に生かしてがんばります」と気合十分。赤井は室の印象を「本当にまっすぐな少年です。今回の、夢に向かってがんばる役がぴったり」と話す。また大阪・西成区で生まれ育ったと言う赤井は、「天王寺の街は人と人との距離が近くて、知らない人でも声をかけてくれます。ちょっと怖い部分もありますが(笑)、いろんな人が住んでいるこの街を誇りに思っています」と思いを口にした。
ドラマ「大阪環状線」のプロデューサーとディレクターを務めた木村は、今回初めて舞台の演出に挑むと言い、「ライブ感を大事にした演出ができれば」と目標を掲げる。ドラマ「大阪環状線」に出演していた舞羽は、同作の魅力を「人情や温かさが描かれていて、ほっこりできる。忘れてはいけないものを思い出させてくれます」とアピールした。
現代と1985年を舞台にした本作に関連し「いつの時代に行きたいか?」と質問されると、姜は「小学2年生に戻りたい」と回答。父の勧めで剣道をやっていたと言う姜は、「剣道の時間にテレビで『ドラゴンボール』をやっていて、次の日友達の会話に全然入れなかった。そのときに戻って『剣道やりたくない!』って言います(笑)」と笑いを誘った。
取材会では、高校3年生を演じる室と寺西が役作りへの心がけについて述べる場面も。現在30歳の室は「高校生の気分を味わえるのが楽しみ。顔が童顔なので、がんばれば……高校生に見えるかなと(笑)」、続く24歳の寺西は「この(出席者の)中で最年少ではあるので(笑)、当時を思い出してがんばります!」とそれぞれ意気込んだ。
東京から大阪に移り住んだ圭(寺西)は、人にも街にも馴染めず過ごしていた。終電の大阪環状線に乗っていると、ふと少女の歌声が聞こえてくる。目を覚ました圭が慌てて電車を降りると、そこは1985年の天王寺だった。圭は、ギターを片手に路上ライブをしている幸太(室)と出会い……。なお本作の脚本を務めるのは、川浪ナミヲ。公演は12月13日から25日まで行われ、チケットの一般販売は11月4日10:00にスタートする。
「大阪環状線 ~君の歌声が聴きたくて1985~」
2019年12月13日(金)~25日(水)
大阪府 大阪松竹座
脚本:川浪ナミヲ
演出:木村弥寿彦
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脚本書きましたー。
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