2004年に初演された「どれミゼラブル!」は、可児理華脚本によるコメディ作品。俳優を夢見て上京した主人公の田中守(松本)は、下北沢の片隅にあるアパート、コーポ・レミゼに住むことに。大家の松子(
囲み取材には出演者に加え、演出の池田テツヒロが出席。まず松本は「出演者が7人しかいないので、チームワークが一番大事。稽古場でもずっと楽しく盛り上がってました!」と座組の一体感をアピール。司会から今回初共演する室の印象を聞かれると、「彼は明るくて元気ですね。ずっと稽古場でも金田さんにいたずらしてました(笑)」とエピソードを明かす。金田は「僕が席を立つと、必ず(室が)物陰に隠れて『ワッ!』って驚かせてきて……。その無邪気さに、弟を思い出しました(笑)」とコメント。金田の話を笑顔で聞いていた室は、芸人役を演じるにあたり「近くに金田さんという本物の芸人さんがいらっしゃったので、何の心配もなく楽しく演じることができました」と金田に信頼を寄せた。
続く室が「(松本から)一発くらい殴られるんじゃないかなって思ってた」と真剣なトーンで語ると、松本から「なんでだよ!(笑)」とツッコミが飛ぶ。室が「だって最初無口だったじゃないですか(笑)」と松本に視線をやると、松本は「まあ、僕は社交的なタイプではないので……」と答える。さらに松本が「でも、このメンバーとは仲良くなるのが早かった。LINEも交換しましたし!」と発言すると、石垣からは「ちょっと待って、僕、誰ともLINEしてません!」と訴える声が。「だって石垣さん、稽古終わったらすぐジム行くじゃないですか……」と室がつぶやくと、会場は笑いに包まれた。
話題が石垣の完成度の高い女装のことに及ぶと、石垣は「チラシを見た友達が、僕が出演してるって気付かなかったんです」と話し、「岩田さん以上にメイクに時間がかかるのですが、僕はメイクしてもらうの好きなので(笑)。役作りに時間がかかるのって楽しいですね!」と報道陣に笑顔を振りまく。その様子を見ていた池田が「(石垣は)美しいですよね。胸も鍛えているから、ちょうどいい感じに膨らんで……(笑)」と冗談交じりに石垣を褒めると、石垣は「(胸に)パット入れてないですから」とアピールした。
池田は「ジャニーズも元AKBも劇団朱雀もいるし、異種格闘技みたいですよね」と座組のユニークさに言及し、「個性の強い彼らを生かせる演出ができるか不安だったのですが、とんでもない傑作になりました。私史上最も面白い作品だと思います!」と自信を見せた。
岩田が「石垣さんがいらしたので、紅一点感がありませんでした(笑)」と語ると、金田は「岩田さんはよく麻雀の話をしていました」と振り返る。それに対し岩田は「皆さんと仲良くなりたくて『麻雀やってますか?』って聞いたんですけど、誰もやっていなくて……(笑)。でも本当にいい先輩たちに囲まれて、どんなことがあってもこのメンバーなら乗り切れるという信頼感が稽古を通して生まれました。スベっても金田さんが何とかしてくれますし!」と金田に視線を送る。金田は「いや、(今日のゲネプロで)俺がめちゃくちゃスベったよ……」とぼやき、会場の笑いを誘った。
最後に司会が、松本演じる田中守が広島出身であることに触れ、「広島弁でファンに挨拶を……」と松本に投げかけると、松本は「ムチャぶり!(笑)」と言いつつ、「劇場に遊びに来るんじゃよー!」と、ぎこちない広島弁を披露。室が「広島弁って言うより、おじいちゃんじゃん!(笑)」とツッコみ、会見は和やかな雰囲気で終了した。
本作の上演時間は約2時間10分。東京公演は10月14日まで行われ、その後、17日から22日まで大阪・松下IMPホール、30・31日に福岡・ももちパレス 大ホール、11月3・4日に宮城・電力ホールで上演される。
「どれミゼラブル!」
2019年10月3日(木)~14日(月・祝)
東京都 博品館劇場
2019年10月17日(木)~22日(火・祝)
大阪府 松下IMPホール
2019年10月30日(水)・31日(木)
福岡県 ももちパレス 大ホール
2019年11月3日(日・祝)・4日(月・振休)
宮城県 電力ホール
脚本:可児理華
演出:池田テツヒロ
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岩田華怜情報局 @IwataKaren_info
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【会見レポート】「劇場に遊びに来るんじゃよー!」松本幸大の主演作「どれミゼラブル!」開幕
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