「不発する惑星」の舞台は、オリンピックを控えた2019年の東京。オリンピック開催予定地の工事現場で働くエロマンガ家のタイチと、その隣人である主婦タマキとのロマンスを軸に、現代人が抱える“不発する思い”を描き出す。
タイチ役の益山寛司は「子供の頃に近所で不発弾処理があり、みんな避難して誰もいなくなったぽかーんと空になった町が、僕の中にまだぽかーんとあって、このお芝居でなんだかその不発弾が爆発してその空の部分がなくなりそうな、そんな予感がします。楽しみにしていてください」、タマキ役のうらじぬのは「秋に観るにはピッタリの作品だと思います。いや、全然違うかもしれません。そのあたりはどうか折り合いをつけて、ぜひ劇場にいらしてください!」とコメントしている。
出演者にはほかに、
益山寛司コメント
まず、「不発する惑星」(タイトルの後に僕の中では超特大エクスクラメーションマークが付く!!!)、このタイトルが劇団員に回覧板として回ってきたときに、腰を抜かしそうになったのです。そしてその後に続くお芝居の内容! これが面白くない訳がないと確信しました。
子供の頃に近所で不発弾処理があり、みんな避難して誰もいなくなったぽかーんと空になった町が、僕の中にまだぽかーんとあって、このお芝居でなんだかその不発弾が爆発してその空の部分がなくなりそうな、そんな予感がします。
楽しみにしていてください。
うらじぬのコメント
地元にしかない洋菓子店オランダ屋の調理場が見える窓越しに、出来上がっていくケーキを見つめ「ここのパティシエになる!」と決めた小学生の頃の自分がいつ、その夢をあきらめてしまったのか。大人になった今ではもう思い出せません。そのあとも癖付いたように幾度となく折り合いをつけて、二度と着火しないように穴を掘っては埋めていった不発する気持ち達を、もし、また掘り起こしてしまったらどうなるのか……そんな、ちょっと不健康なことを今回やってみるんだと思います。いや、違うかもしれません。
でも秋に観るにはピッタリの作品だと思います。いや、全然違うかもしれません。そのあたりはどうか折り合いをつけて、ぜひ劇場にいらしてください!
劇団子供鉅人 本公演ニューカウントvol.10 「不発する惑星」
2019年10月3日(木)~7日(月)
大阪府 HEP HALL
2019年10月15日(火)~21日(月)
東京都 VACANT
作・演出:
出演:
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▼益山寛司とうらじぬのが、エロマンガ家と主婦を演じる「不発する惑星」(コメント / 動画あり) - ステージナタリー
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