「秀山祭九月大歌舞伎」が9月1日に東京・歌舞伎座で開幕した。ステージナタリーでは、6日に行われた夜の部をレポートする。
「秀山祭九月大歌舞伎」は、初代中村吉右衛門の芸を顕彰し、その当たり役を孫で養子の二代目吉右衛門が演じる毎年恒例の公演。夜の部では「寺子屋」「勧進帳」「松浦の太鼓」の3演目が披露され、吉右衛門は「寺子屋」で初代吉右衛門の当たり役であった松王丸を勤め、
夜の部の幕開けを飾るのは「菅原伝授手習鑑」より「寺子屋」。寺子屋を営む武部源蔵(
吉右衛門は、忠義のために愛息を差し出す松王丸の覚悟と哀しみを、緩急ある演技で巧みに表現。
続いて上演されるのは、
夜の部最後の演目は「松浦の太鼓」だ。「忠臣蔵」の外伝劇の1つである本作は、赤穂浪士の討ち入りを心待ちにしている殿様・鎮信の天真爛漫さが魅力の作品。歌六は、機嫌がコロコロ変わる鎮信のキャラクターを愛嬌たっぷりに立ち上げ、鎮信と
「秀山祭九月大歌舞伎」は9月25日まで。昼の部では「極付幡随長兵衛」「お祭り」「沼津」が上演され、「沼津」では吉右衛門と歌六が親子役を演じ、歌六の甥である
「秀山祭九月大歌舞伎」
2019年9月1日(日)~25日(水)
東京都 歌舞伎座
昼の部
「極付幡随長兵衛」幡随院長兵衛:
水野十郎左衛門:
渡辺綱九郎:
近藤登之助:
出尻清兵衛:
坂田公平:
伊予守頼義:
舞台番新吉:
慢容上人:
子分神田弥吉:
子分雷重五郎:
子分極楽十三:
坂田金左衛門:
唐犬権兵衛:
長兵衛女房お時:
「沼津」
呉服屋十兵衛:
平作娘お米:中村雀右衛門
池添孫八:中村錦之助
旅人夫:中村歌昇
旅人女房:中村種之助
旅人倅:小川綜真
茶屋娘おくる:
荷持安兵衛:
雲助平作:
夜の部
「寺子屋」松王丸:中村吉右衛門
園生の前:
千代:
戸浪:中村児太郎
涎くり与太郎:
菅秀才:尾上丑之助
百姓吾作:嵐橘三郎
春藤玄蕃:中村又五郎
武部源蔵:松本幸四郎
武蔵坊弁慶:
源義経:
亀井六郎:坂東亀蔵
片岡八郎:
駿河次郎:
常陸坊海尊:松本錦吾
富樫左衛門:松本幸四郎(奇数日)/ 中村錦之助(偶数日)
松浦鎮信:中村歌六
大高源吾:中村又五郎
鵜飼左司馬:中村歌昇
江川文太夫:中村種之助
渕部市右衛門:中村鷹之資
里見幾之亟:中村吉之丞
お縫:中村米吉
宝井其角:
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角岳史 @sumitakeshi
いつもながら、なんのレポートにもなっていないし、なにひとつ紹介されていない。
おそらく舞台を見なくても、配役を発表された段階でこれ以上のものが書けるだろう、という意味でひじょうにシュールな「記事」(笑)
https://t.co/9qCaaLHmV4