「メアリ・スチュアート」は、ドイツの劇作家フリードリヒ・シラーによる作品。今回は、イギリスの詩人スティーブン・スペンダーが脚色した上演台本がテキストとして用いられる。“孤高の女王”メアリ・スチュアート役を演じる長谷川は「舞台は2011年以来です」と感慨を語り、「40代だからこそできる女王役に素直な気持ちで取り組もうと思っています」とコメントしている。
チケットの一般発売は11月を予定。このほかのキャストなど詳細は続報を待とう。
長谷川京子コメント
舞台は2011年以来です。物事ってタイミングと縁があると思っていますので、このタイミングで森新太郎さんと出会い、タイトルロールでもある大役を世田谷パブリックシアターのような素晴らしい劇場でやらせていただくのも何かの縁なのでしょうか。日本には存在しない「女王」役ですが、関連した映画を観て、その世界観にとても興味と関心があります。時代が変わり場所も違えども、1人の人間としてのあり方やプライドは変わらないと思っていますので、この重たい役をやれる精神状態を今からつくっていくつもりです。森さんからは、女王という役柄上、細々と動かず、堂々と立っていられる筋肉はつけておいてください、とアドバイスをいただきました。肉体だけではなく、いろいろなことに対応できる筋肉だと理解し、精神的にもテンションをあげて稽古に臨む覚悟です。決して肩肘張らずに、40代だからこそできる女王役に素直な気持ちで取り組もうと思っています。
森新太郎コメント
悲劇の女王として魔性の女として、いまなお唯一無二の輝きを放ち続けるメアリ・スチュアート。この大役を長谷川さんに託した理由は二つあります。まずは理屈抜きで美しいこと。それと自分の生き方を貫ける芯の強さを持ち合わせていること。ライバルのエリザベスが苦々しく思うように、男たちは皆、メアリに心惹かれてしまうわけですが、美貌と気高さが相まって凄まじい磁力になっているのだと思います。初めて長谷川さんにお会いした時、存在感が思い描いていたメアリそのものだったので、それを率直にお伝えしたところ「わたし、そうですかね?」と不思議そうな顔をされて。その無自覚なところがさらにメアリらしいなと。今から稽古が楽しみでなりません。
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みやこわすれ @kenzakikuniko
長谷川京子が9年ぶりの舞台出演「メアリ・スチュアート」、演出は森新太郎(コメントあり) - ステージナタリー https://t.co/YX6T9Y16Jzびっくりとしか言えない。