「A New Musical『FACTORY GIRLS~私が描く物語~』」の公開稽古が、本日8月27日に東京都内で行われた。
本作は、ブロードウェイで活動するクレイトン・アイロンズとショーン・マホニーが音楽と作詞を手がけ、日本版脚本・演出を
公開稽古ではまず、
次に披露された第7場では柚希演じるサラ、
続く第8場にはガールズの寄稿集「ローウェル・オウファリング」の編集者・ハリエットが登場。
稽古後の囲み取材には、柚希、ソニン、実咲、清水、
続くソニンは、「新作なので、考えながらクリエイトしなければいけない。苦しさはありますが、やりがいもある」と手応えを語る。さらにソニンは「普段は団体の中でこぶしを握ってみんなを率いる役が多いですが……ハリエットは孤独な役です(笑)」と話し、「上司と部下の間に立っているキャラクターなので、共感していただけるところがあると思う」とメッセージを送った。
自身の役どころを「アビゲイルは工場にやってきたサラにいろいろ教える、お姉さん的存在」と紹介するのは実咲。宝塚歌劇団の先輩にあたる柚希との共演を喜ぶ実咲は、「柚希さんは宝塚の先輩ですが、今回は私が柚希さんを教える役どころ。お客様にも新鮮に感じていただけるのでは」と笑顔でコメントした。
「一番年下の役ですが、ストーリーテラーとして話をまとめられるよう演じられたら」と目標を掲げるのは清水。女性の生き方を描いた本作について清水が「こういう作品をたくさんの人に観てもらえたら、日本も少し変わるかもと思います」と真摯に語ると、共演者たちはニコニコと清水にうなずいてみせる。これを受けた清水は「なんで笑うのー!」と足踏みして声を上げ、報道陣を和ませた。
石田は自身の演じるマーシャを「おしゃれが大好きで、働いて得た賃金で着飾り、素敵な男性を捕まえようとする“婚活中”の人です(笑)。現代の女性にも共感してもらえるかも」と分析。久しぶりのミュージカル出演に石田は、「ブランクはありますが、新鮮な気持ちでやっています。いろいろ吸収して楽しみたい」と意気込んだ。
日本版の脚本を執筆した板垣は「どの時代を扱うお芝居でも“現代劇”でなければ意味がないと、僕は考えています。今回はアメリカの話ではありますが、安い賃金でこき使われる状況はどこかの国の今に似ている」と本作を分析。上演に向けては「重い話に聞こえるかもしれませんが、エンタテインメント性がある明るい物語になっています」と続けた。
柚希は「長くミュージカルをやってきましたが、宝塚以外の取材でこんなに女性が並ぶことはなかなかない(笑)。恋愛を扱う物語ではないですが、共感できるところが多いと思います」と所感を述べる。ソニンも劇中で女性たちが息を合わせて歌い踊るシーンに触れ、「この迫力、お客様にゾワゾワゾワッとなっていただけるんじゃないかな」と期待を口にした。
締めの挨拶を求められると、柚希は「みんなで言おうよー(笑)」とキャストたちに呼びかけ、記者たちを笑いで包む。最後は柚希の「『FACTORY GIRLS』!」という掛け声に応え、板垣も含めた登壇者たちが「劇場でお待ちしています!」とメッセージを送り、囲み取材は終了した。
なお本作には
「A New Musical『FACTORY GIRLS~私が描く物語~』」
2019年9月25日(水)~10月9日(水)
東京都 TBS赤坂ACTシアター
2019年10月25日(金)~27日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
音楽・作詞:クレイトン・アイロンズ&ショーン・マホニー
日本版脚本・演出:
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