HANA'S MELANCHOLYの短編集「深奥と夢鬱」、テーマは“自己と他者の性”

1

58

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 19 28
  • 11 シェア

HANA'S MELANCHOLY「深奥と夢鬱 The Well」が8月16・17日に東京・アトリエ第Q藝術で上演される。

HANA'S MELANCHOLY vol.2「深奥と夢鬱 The Well」チラシ表

HANA'S MELANCHOLY vol.2「深奥と夢鬱 The Well」チラシ表

大きなサイズで見る(全2件)

HANA'S MELANCHOLY vol.2「深奥と夢鬱 The Well」チラシ裏

HANA'S MELANCHOLY vol.2「深奥と夢鬱 The Well」チラシ裏[拡大]

HANA'S MELANCHOLYは一川華が作劇、大舘実佐子が演出を手がける“シアトリカルユニット”。第2回公演となる今回は、“自己と他者の性”をテーマとした一川の短編戯曲3作が上演される。大舘は上演に向け、「自分たちのアイデンティティーである“女性性”を通して、更に奥深くにある本来の人間の性の神秘性・暴力性に触れ、お客様と考える時間に出来たらいいと思っています」とコメントした。

魔法少女になりたかった“私”を描く一人芝居「プロスティ・ガール」を酒井直之が、一川の実体験をもとにした二人芝居「ベッシー / アンド / ベッサー」を大舘が、狂気的な独占欲と暴力についての物語「partially」を太田陽が演出する。

一川華コメント

女性としての生き辛さを謳う演劇は沢山あるけれども、それはすごくつまらないな、と思う。私たちは女や性について描くことが多いけれど、自分たちをフェミニストだと思ったことは一度もありません。自分たちのアイデンティティーである“女性性”を通して、更に奥深くにある本来の人間の性の神秘性・暴力性に触れ、お客様と考える時間に出来たらいいと思っています。三作品、それぞれに挑戦がありますが、その中でも演劇関係者からのセクハラを元に書いた「ベッシー / アンド / ベッサー」がちょっと面白くておすすめです。演劇を利用して、小さく告発してみたいと思う。

※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

この記事の画像(全2件)

HANA'S MELANCHOLY vol.2「深奥と夢鬱 The Well」

2019年8月16日(金)・17日(土)
東京都 アトリエ第Q藝術

作:一川華
総合演出:大舘実佐子

「プロスティー・ガール」

演出:酒井直之
出演:田中杏佳

「ベッシー / アンド / ベッサー」

演出:大舘実佐子
出演:角田萌夏、小川哲也

「partially」

演出:太田陽
出演:溪美智、環、近藤まこと、増田野々花

全文を表示

読者の反応

  • 1

ステージナタリー @stage_natalie

HANA'S MELANCHOLYの短編集「深奥と夢鬱」、テーマは“自己と他者の性”(コメントあり)
https://t.co/zhpLddKXs2 https://t.co/kvp3bhnQcj

コメントを読む(1件)

関連記事

酒井直之のほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 酒井直之 / HANA'S MELANCHOLY の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします