ミュージカル「マイ・バケットリスト Season5」の制作発表会が、本日8月5日に東京都内で実施された。
不良少年カングと余命宣告を受けた少年ヘギを主軸にした「マイ・バケットリスト」は、韓国発の“ヒューマンバディミュージカル”。制作発表会には出演者より、カング役の
過去公演に続いて本作に出演するドンヒョンは、自分が着ている黒い革ジャンを指し、「この服は兄貴が貸してくれました」と山本に視線を送る。これを受けた“兄貴”こと山本は「今朝、ドンヒョンが電話をかけてきて『兄貴! 革ジャン持ってきてもらえますか?』って言うんです。『この暑い日に!?』と思いながらクローゼットから引っ張り出しました。僕のお気に入りの革ジャンです(笑)」と話し、会見場を和ませた。
これまでにも本作の公演に参加してきたヨンソクは「『また出られるの?』とびっくりしました」とオファーを受けた際の心境を明かす。今回は振付指導も担当していることに触れながら、「僕は“マイバケレジェンド”。カングもヘギも演じたことがあるので、一人芝居『マイ・バケットリスト』をやりたい(笑)」と冗談を飛ばして記者たちを笑わせた。
山本は、オファーを承諾するか迷っていた際に前回公演を観劇したと言い、「ミュージカルの経験があまりないので断ろうかとも思っていました。でも作品に感動して泣いてしまって……歌や踊りのハードルを乗り越えてでもこの作品と触れ合いたいと思いました」と出演を決意した経緯を明らかにする。上演に向けては「(稽古で)やることがたくさんあって毎日しんどい。でもやる気で乗り切って、お客さんと一緒に泣いたり笑ったりできたら」と意気込んだ。
前回公演に続いて出演するキュジョンは「もともと好きな作品なので、日本語での上演に参加できてうれしかった」と当時を振り返る。キュジョンは韓国で舞台や映画の仕事をしている間も「僕の心には『マイ・バケットリスト』が一番にあった」と真摯に述べ、「一生懸命やります」と笑顔を見せた。
「(自身の演じる)ヘギに合うと思って」と私物のメガネをかけて登場したのは、初参加のミヌ。前回公演に出演していたドンヒョンの推薦で出演が決まったというミヌは「ヘギになろうと思って……稽古の休み時間でトイレやコンビニに行くときも、ヘギのカバンを持っています」と役作りのこだわりを語った。
稽古でのエピソードを尋ねられると、ドンヒョンは「僕はダイエット中で、稽古場でも鶏肉ばかり食べていて力が出ません。今日はこの記者会見に命を懸けるつもりで来ました」と茶目っ気たっぷりに回答。これを聞いたキュジョンは「会見が終わったら、今日だけはおいしいものを食べましょう!」とドンヒョンに声をかけ、座組の仲むつまじさをのぞかせる。またヨンソクは稽古前にお弁当を食べた際、初めてらっきょうとニンニクが違う食べ物であることを知ったと告白。「7年くらい日本でお仕事をしていますが、知りませんでした」と真剣な表情を浮かべるヨンソクに、山本は「ヨンソク、その話は記事にしづらいと思うよ……!?」と即座にツッコミを入れて会見場を笑いで包んだ。
制作発表会では、多忙なキャストたちと稽古をするために山本が4泊5日で韓国を訪れた際のエピソードも披露された。山本は「結局、僕が韓国に滞在できる日程もみんなの都合が悪くなって、誰も来られなかった(笑)」と明かしつつ、「スタッフさんが前回公演に出ていたインジュンをわざわざ日本から韓国に呼んでくれたので、ひたすら彼と稽古しました(笑)。最終日には感極まって、2人で魂の演技をぶつけ合いまして……実際には共演しないんですが!」と話すと、場内にはひと際大きな笑いが起きた。
制作発表会の終盤には、5人が劇中歌をサプライズ披露する場面も。彼らが響かせた美しいハーモニーに、会場から盛大な拍手が送られた。
なお中野智行(PaniCrew)が演出を手がける今回の上演版では、ヘギ役にキュジョン、ミヌのほか
ミュージカル「マイ・バケットリスト Season5」
2019年8月9日(金)~19日(月)
東京都 浅草花劇場
演出:中野智行
キャスト
カング:
ヘギ:キム・キュジョン(SS501)、ミヌ、
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