「ファントム」キャスト陣が生歌披露、加藤和樹「城田優に最後までついていきたい」

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ミュージカル「ファントム」の製作発表会見が、本日7月22日に東京都内で行われた。

ミュージカル「ファントム」製作発表会見より、左から木村達成、木下晴香、城田優、加藤和樹、愛希れいか、廣瀬友祐。

ミュージカル「ファントム」製作発表会見より、左から木村達成、木下晴香、城田優、加藤和樹、愛希れいか、廣瀬友祐。

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左から木下晴香、城田優、愛希れいか、加藤和樹。

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左から愛希れいか、加藤和樹。

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ガストン・ルルーの小説「オペラ座の怪人」を原作に、アーサー・コピットが脚本、モーリー・イェストンが作詞・作曲を手がけた本作は、1991年にアメリカで初演されたミュージカル。2014年に本作でファントム(エリック)役を担当した城田優が、今回同役を加藤和樹とWキャストで務めるほか、演出にも挑戦する。出演者には城田、加藤のほか、クリスティーヌ・ダーエ役に愛希れいか木下晴香、フィリップ・シャンドン伯爵役に廣瀬友祐木村達成が名を連ねている。

会見冒頭では、加藤と城田、そして愛希と木下が劇中歌の「You are music」を歌唱。はじめに加藤と愛希が登場し、互いに見つめ合いながら甘やかな歌声を響かせ、続く城田と木下も、情感たっぷりに同楽曲を歌い上げた。

城田優

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その後、行われた会見には、加藤、城田、愛希、木下、廣瀬、木村が出席。まず城田は、演出・出演を務めることについて「プレッシャーはありますが、楽しみでしかないです」と語りつつ、「『ファントム』の素晴らしさは、ファントムを“エリック”という名前のある人間として扱っているところ。なぜ彼は怪人となってしまったのか、家族愛という普遍的なテーマを扱いながら描いています。作品の最大限の魅力をお客様にお伝えしたい」と意気込みを述べた。

加藤和樹

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自身の初舞台が城田との共演だったと言う加藤は、「城田優のもとでファントムを演じられることが光栄ですし、僕を知っている彼だからこそ一緒に作り上げられるものがあると思っています。これを言うと、城田にも僕にもプレッシャーになってしまうかもしれませんが(笑)、城田から『今までで一番加藤和樹がよかったと言われる作品にしたい』というメッセージを受けていて。演出家・城田優にとことん向き合いながら、最後までついていきたい」とコメント。加藤の発言を受けた城田が「一緒に舞台に立てないのが残念だな」とこぼすと、加藤は深く頷いた。

愛希れいか

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木下晴香

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「この作品自体に、ずっと憧れがありました」と明かす愛希は、「私が演じるクリスティーヌは、まっすぐに夢を見る美少女というイメージを持ちつつ、エリックが自身のお母さんを投影してしまうような存在でもあります。そこが彼女の魅力だと思うので、母性を感じられるクリスティーヌにしていきたい」と役どころに触れる。木下は「『ファントム』という作品に熱い思いを持った城田さんと一緒に、この作品に携われることがうれしい。私自身にとっても新しい挑戦となるので、衝撃的なクリスティーヌをお届けできるようがんばります!」と気合十分な様子を見せた。

記者から役作りについて聞かれ、「どうなんでしょう……?」と城田優(左端)に視線を送る廣瀬友祐(右端)。

記者から役作りについて聞かれ、「どうなんでしょう……?」と城田優(左端)に視線を送る廣瀬友祐(右端)。[拡大]

役作りについて記者から質問を受けた廣瀬が、やや困ったように「どうなんでしょう……?」と城田に視線を送ると、城田は「まあ、まだ台本もらってないもんね……」と苦笑い。廣瀬は熟考したのち、「歩き方を気をつけたいです、シャンドンは伯爵なので」と会場の笑いを誘い、「プレイボーイでもあるシャンドンが、いかにクリスティーヌに惹かれていくのか、そこを丁寧に演じたい」と真摯にコメントした。

木村達成

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「僕は自分の役を演じるだけで精一杯なのに、城田さんはファントムを演じながら演出もする……こんなに勉強させてもらえる座組はなかなかないです」と真剣な面持ちで語った木村は、「城田さん、加藤さんに負けないよう、シャンドン役を精一杯務めます!」と言葉に力を込める。

ミュージカル「ファントム」製作発表会見より、左から木下晴香、城田優、加藤和樹。

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記者からWキャストとして同じ役を演じる相手への印象を聞かれると、城田は「(加藤の魅力は)ひたすらまっすぐで、不器用なところ。今回僕たちが演じるエリックも不器用なので、重なる部分があります。逆に僕は器用なほうなので(笑)、まったく色の違うエリックになるかと」と話し、加藤は「城田優と言えば、負けず嫌いですね。なんとしてでもやってやる、という負けん気というか。だから、彼にできないことなんかないんじゃないかな」と称賛した。

愛希れいか(右端)に「音楽に対する愛情や情熱が素晴らしい」と褒められ、照れ笑いを浮かべる木下晴香(左端)。

愛希れいか(右端)に「音楽に対する愛情や情熱が素晴らしい」と褒められ、照れ笑いを浮かべる木下晴香(左端)。[拡大]

愛希は「実はまだ木下さんとは3回しかお話していなくて……でも彼女の歌っている姿は何度も拝見していて、音楽に対する愛情や情熱が素晴らしいなと思っていました。普段は可愛らしいのに、歌っているときとのギャップがすごいですね」と木下に向かって微笑むと、木下は照れた様子で「愛希さんの第一印象は、お姉さんなのにチャーミング。存在感や、舞台上で放つ輝きなど、たくさん学ばせていただきたいです」と返し、2人は笑顔を交わす。

木村達成について「彼の最大の魅力は……まゆげですね!」とコメントする廣瀬友祐(右)。

木村達成について「彼の最大の魅力は……まゆげですね!」とコメントする廣瀬友祐(右)。[拡大]

廣瀬友祐に「彼の最大の魅力は……まゆげですね!」とコメントされ笑う木村達成(左)。

廣瀬友祐に「彼の最大の魅力は……まゆげですね!」とコメントされ笑う木村達成(左)。[拡大]

廣瀬は、何度か共演している木村について「彼の最大の魅力は……まゆげですね!」と言い切り、周囲を笑いに包む。木村は「(廣瀬の)淡々と面白いことが言えるところがすごい。お笑いの師匠だと思っています」と笑い交じりに言及した。

ミュージカル「ファントム」製作発表会見より、左から木村達成、木下晴香、城田優、加藤和樹、愛希れいか、廣瀬友祐。

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最後に城田は、「音楽で“心”を訴えるということが、演出する上で僕の最大のテーマ。スタッフ・キャストの力を合わせて、今までやったことのない試みをたくさんちりばめた、『こんなファントム観たことないよ』という作品にしていきます」と決意を新たにし、会見は終了した。

ミュージカル「ファントム」は11月9日から12月1日まで東京・TBS赤坂ACTシアター、12月7日から16日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて。チケットの一般販売は9月7日にスタート。

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ミュージカル「ファントム」

2019年11月9日(土)~12月1日(日)
東京都 TBS赤坂ACTシアター

2019年12月7日(土)~16日(月)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール

原作:ガストン・ルルー
脚本:アーサー・コピット
作詞・作曲:モーリー・イェストン
演出:城田優

キャスト

ファントム(エリック):加藤和樹 / 城田優
クリスティーヌ・ダーエ:愛希れいか / 木下晴香
フィリップ・シャンドン伯爵:廣瀬友祐 / 木村達成
カルロッタ:エリアンナ
アラン・ショレ:エハラマサヒロ
ジャン・クロード:佐藤玲
ルドゥ警部:神尾佑
ゲラール・キャリエール:岡田浩暉
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