芸劇danceのワークショップ発表会「東京ディグ/ライズ」が、7月20・21日に東京・東京芸術劇場 シアターイーストで行われる。
これはBaobab主宰の
開幕に向け、演出・振付を担当し、出演もする北尾は「『前衛的で芸術性に富んだ身体表現』というイメージを引き剥がし、『誰もが触れることができ、多くの人々に喜びをもたらす共感のダンス』に変わろうとしている今。そこで必要なのは、きっと“実感を伴う感覚”なのです」とコメント。発表公演にはワークショプ参加者のほか、Baobabの
北尾亘コメント
―東京を掘り下げ、その地の上に新たな祭りを建て上げるー高揚感に包まれステップを踏むその地の下には、どんな歴史が眠り、どんな想いが交錯していたのでしょうか?
土地に埋没する歴史や記憶に想いを馳せることは、踊る前提として大きな作用をもたらします。また、東京に限らず、日本に現存する“祭りの舞踊”に触れることは、日本人が育んだ舞いのルーツに近づく大事な経験となり、その先で生み出されるダンスは、よりプリミティブなものに近づけるのではないでしょうか。
飽和状態・低迷期とも捉えられていながら、創世記のバブル的熱を知らない新たな世代のクリエーターが次の展開を狙う、日本のコンテンポラリーダンス。「前衛的で芸術性に富んだ身体表現」というイメージを引き剥がし、「誰もが触れることができ、多くの人々に喜びをもたらす共感のダンス」に変わろうとしている今。そこで必要なのは、きっと“実感を伴う感覚”なのです。
全身で地面を踏みしめ跳ね上がるその前に、地に視座を向けて、過去も土地も現在までも神輿の如く担ぎ上げ、大樹のような櫓(やぐら)の周りで新たな祝祭と舞踊を育み出す。
それが「東京ディグ/ライズ」。櫓の根っこは東京の歴史。
※動画は現在非公開です。
芸劇danceワークショップ発表会「東京ディグ/ライズ」
2019年7月20日(土)・21日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト
講師・演出・振付・出演:
楽曲制作:
出演:青木彩乃、石川詩乃、伊藤ナツキ、イトーヨーコ、大上久美子、大津歩未、加藤朱莉、加藤知夏、椛島一、菊地もなみ、高下七海、斎木穂乃香、佐々木隼人、角井仁美、中田精、中田環、中田禮、生田目麗、廣瀬拓哉、水口結、ミツルヤスマサ、森田望友、山田麻子、
※高下七海の「高」は、はしごだかが正式表記。
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