村上春樹の長編小説「ねじまき鳥クロニクル」が舞台化。2020年2月上旬から3月1日にかけて東京・東京芸術劇場 プレイハウスで上演される。
「ねじまき鳥クロニクル」は村上の代表作の1つ。今回の舞台版では、演出・振付・美術をイスラエルの演出・振付・美術家である
インバル・ピントは舞台化について「村上春樹さんのスケールの大きな物語を凝縮し、ドラマ性やミステリー要素を失わずにダンス、音楽、テキストなどの表現を用いて舞台化するのは、大きな挑戦です」と述べ、共同演出を手がける藤田について「聡明で優しい方だと思います」と印象を語る。また「村上春樹さんが『ねじまき鳥クロニクル』で扱っている30代の男性は自分と同じ世代で、今自分が取り組みたいモチーフと一致しているから、とても興味があります」と意欲をのぞかせた藤田は、インバル・ピントについて「作品を過去に観て、その世界観に惹かれて、彼女の創作現場を見てみたいと思いました」とコメント。出演者や公演詳細については続報を待とう。
インバル・ピント コメント
大好きな日本でまた仕事をさせてもらえることをとても嬉しく思います。
村上春樹さんのスケールの大きな物語を凝縮し、ドラマ性やミステリー要素を失わずにダンス、音楽、テキストなどの表現を用いて舞台化するのは、大きな挑戦です。
アミール・クリガーさんとは、お互いに持っている世界観が近いということはわかっていますが、一緒に仕事をするのは今回が初めてです。打ち合わせを重ねる中で、彼と共に作品をより深いものにし、一人ではたどり着けないような領域に達することができるだろうということに気づき始めています。
まだ多くの時間を共有できていませんので第一印象にはなりますが、藤田貴大さんは聡明で優しい方だと思います。
大友良英さんはこれまで私がご一緒したどの音楽家とも違った方法で音楽を作り出す方なので、この作品ではどんな音が生まれるかとても興味深いです。
好奇心を刺激するクリエーターの皆さんとの共同作業をとても楽しみにしています。
藤田貴大 コメント
村上春樹さんが「ねじまき鳥クロニクル」で扱っている30代の男性は自分と同じ世代で、今自分が取り組みたいモチーフと一致しているから、とても興味があります。
今回一緒に演出をするインバル・ピントさんの作品を過去に観て、その世界観に惹かれて、彼女の創作現場を見てみたいと思いました。そして、今までも作品を共に作ってきた大友良英さんとの新しいクリエーションもとても楽しみです。
舞台「ねじまき鳥クロニクル」
2020年2月上旬~3月1日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス
原作:村上春樹
演出・振付・美術:
脚本・演出:アミール・クリガー
脚本・演出:
音楽:
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