一人芝居を“一人になる芝居”に、重力/Note「LOVE JUNKIES」開幕

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重力/Note「LOVE JUNKIES」が、プレビュー公演を経て昨日6月17日に宮城・せんだい演劇工房10-BOX box-1で開幕した。

重力/Note「LOVE JUNKIES」より。(撮影:岩渕隆)

重力/Note「LOVE JUNKIES」より。(撮影:岩渕隆)

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重力/Note「LOVE JUNKIES」より。(撮影:岩渕隆)

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本作は、重力/Noteにとって約2年ぶりとなる公演。哲学者アルフォンソ・リンギスがLGBTの犯罪者カップルを描いたテキストをもとに、鹿島将介の演出・舞台美術で、小濱昭博の一人芝居を立ち上げる。

重力/Note「LOVE JUNKIES」より。(撮影:岩渕隆)

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開幕に際して鹿島は、「今回私は一人芝居という上演形式を〈一人になる芝居〉だと考えてみることにしました」と語り、「いま〈自立〉は、日本社会の各分野において吟味されているテーマですが、一人芝居にはそのことを考えるキッカケが沢山詰まっていると思います。自分の居場所について考える演劇をお届けします」と本作を紹介している。

上演時間は約1時間20分。宮城公演は6月23日まで行われ、その後、本作は7月に福岡・岩手を巡演する。

鹿島将介コメント

今回私は一人芝居という上演形式を〈一人になる芝居〉だと考えてみることにしました。舞台に立つ俳優が大勢の観客を前に一人になろうとする。その演技を通じて、観客もまた客席のなかでひとりひとりになっていくイメージ。いま〈自立〉は、日本社会の各分野において吟味されているテーマですが、一人芝居にはそのことを考えるキッカケが沢山詰まっていると思います。自分の居場所について考える演劇をお届けします。

小濱昭博コメント

この作品の著者のリンギスさんは、旅をしながら思索に耽ったそうです。
その足取りを夢想しながら旅に出るように、時間をつみ重ねていく中で、ふと、小さい頃うまく言葉が話せなくて、他者言葉が通じないものだと諦めかけていた頃の自分を思い出したりしています。
どうして言葉にしたのか、どうして声にしたのか、向き合いながら、いよいよ本番です。
ぜひ、ご来場ください。

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重力/Note「LOVE JUNKIES」

2019年6月16日(日)~23日(日)※16日はプレビュー公演。
宮城県 せんだい演劇工房10-BOX box-1

2019年7月5日(金)~7日(日)
福岡県 枝光本町商店街アイアンシアター

2019年7月16日(火)・17日(水)
岩手県 いわてアートサポートセンター 風のスタジオ

原作:アルフォンソ・リンギス(「信頼」より)
翻訳:工藤順
演出・舞台美術:鹿島将介
出演:小濱昭博

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