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EPOCH MANは、
物語の軸になるのは、寂れた駅の風変わりな売店で働く厄介な60歳の女と、ある日突然電車に乗ることができなくなった青年。小沢は上演に向けて「舞台の真ん中には、立方体の売店を設置する予定です。そして、その売店は回転します。裏側で何が起こるのか、登場人物5人(+動物1匹)の2人芝居、音楽は劇団鹿殺し・
小沢道成コメント
ひとりの役者が何役もやる舞台はもともと好きで、今回の2人芝居でも僕の面白いと思う原点のような演劇の要素を取り込んでやろうとしています。
約80分とはいえ台詞量と何役も演じることを考えると「これは大変だろうなあ」と台本を書き終えたあとに思いました(笑)
クセのある役柄もクセのない役柄もどちらもできる方は誰だろうと考えた時に、すぐ田中穂先君が思い浮かびました。柿喰う客というスピード感溢れる芝居のなかで個性を発揮しまくる穂先君に惚れていたのと、普段は素朴というか田舎感が似合う雰囲気も持っている(褒めています)と感じていまして、それって役者としてもとても羨ましいことなので、もっとその魅力を知りたい気持ちもあって声をおかけしました。
駅の売店で働くおばちゃんと、ある事情を抱えることになった青年の、その2人を軸に、都心から少し離れたとある寂れた駅での出来事を描きます。
舞台の真ん中には、立方体の売店を設置する予定です。
そして、その売店は回転します。裏側で何が起こるのか、登場人物5人(+動物1匹)の2人芝居、音楽は劇団鹿殺し・オレノグラフィティ氏によるオリジナル楽曲、どうぞご期待ください。
演劇を見るのが初めてだという方も、そうでない方も、懐かしさと真新しい楽しさを感じていただける舞台になると思います。
田中穂先 コメント
よく使う駅の売店のおばちゃんは、いつ訪れても淡々としていて。でも、ボクが「どうも」というと、必ずニコッと目を合わせてくれます。
ガチャガチャした駅の中で、おばちゃんはいっつも変わらなくてホッとします。だけど、いっつも変わらない、と思うのは、ボクがおばちゃんの話をちゃんと聞いたことがないからなのかもしれません。なので、今回は、おばちゃんと、よくよく話をしてみたいものです。
あ、でも、話し込むような、お話じゃないかもしれないですね。そもそも、ボクがおばちゃん役かもしれませんね。どうなんでしょう。二人芝居。そわそわします。
オレノグラフィティ コメント
小沢道成という人間にはいつも驚かされる。たおやかで直情的で。煌びやかで独創的で。爽やかで毒々しく。淑やかで図々しい。そして面白いと思うことのためなら、労力と工夫を1ミリも惜しまない。だから彼が作る世界はいつでも小沢道成で溢れている。今回はどんな音で闘おうか。どんな音で寄り添おうか。今から楽しみで仕方がない。
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- EPOCH MAN 新作ふたり芝居『夢ぞろぞろ』
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