30-DELUX×宇宙Six「のべつまくなし」、江田剛「感情の動きをより見せられたら」

「30-DELUX ACTION PLAY MUSICAL THEATER featuring 宇宙Six『のべつまくなし』」が、4月25日に東京・サンシャイン劇場で開幕した。

ホチキスの米山和仁が脚本・演出を手がける本作は、昨年2018年に上演された「スクアッド」に続く、30-DELUXと宇宙Sixによるコラボ公演の第2弾。江戸時代、赤穂浪士の仇討ちに沸く江戸の町の吉良邸に、武士の忠義を守るために47人の武士たちが押しかけた。しかし、この仇討ちは仕組まれた芝居で……。

開幕に際し、近松門左衛門役の江田剛は「年号が変わるこのタイミングで歴史物のミュージカルに出演できるということをすごく光栄に思います。僕は劇作家の役です。近松門左衛門の心の動きに沿って進むストーリーなので、感情の動きをより見せられたらと思います」とコメント。紀伊国屋文左衛門役の山本亮太は「見所はなんといっても『歌』です！ ミュージカルのプロである笠松さん、日野さんの指導を受けました！ 僕の役は近松門左衛門（江田剛）とタッグを組んで話を展開していく役です。周りを励ましていく役でもあるので、普段の僕にも近いのかなっと思います」と続く。

大岡越前役の松本幸大は「キャラクターがものすごく強い役です。皆さんの想像を超える『大岡越前』を演じます。世代を問わず愛される『大岡越前』です。正義のヒーローであり、コメディ要素もある役です。ソロの曲もまさに『正義のヒーロー』感たっぷりです。ご注目ください！ ジャスティス!!」と決めゼリフでアピール。堀部安兵衛役の原嘉孝は「今回は特に僕の衣裳と僕の体にご注目ください！ 衣裳の肌見せのために体も調整しました。カッコよく、ワイルドな役ですが、その中に見え隠れする弱さであったり脆さをうまく表現できればと思います。（赤穂浪士の役なので）仲間との絆もしっかり表現します！」と意気込みを語った。

また、浅野内匠頭役を演じる30-DELUXの清水順二は「昨年の『スクアッド』に続く、宇宙Sixさんとの第2弾作品です。宇宙Sixの皆さんには前回は芝居と殺陣、今回はさらに歌、それもそれぞれがソロで歌う、しかもミュージカルでお芝居の表現をしっかりするという挑戦をしてもらいました。さらに笠松さんや日野さんという歌のスペシャリストが加わることで、より素晴らしい作品となりました。稽古に3カ月近くかけましたので、その全てを出していきたいと思います！」と作品への思いを述べた。

東京公演は5月6日まで行われ、9日に愛知・青少年文化センター（アートピア）、15日から18日まで大阪・サンケイホールブリーゼ、23・24日に福岡・北九州芸術劇場 中劇場で上演される。