2016年の「愚図」以来、約2年半ぶりとなるKAKUTAの再始動を飾る本作は、今年19年に「荒れ野」で第70回読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞した
桑原は本作のテーマが“愛”であることを明かし、「いびつな石ころのような愛が、時に研磨され、時に摩耗しながら身勝手に形を変えていく様を、KAKUTAらしい多層的な人間ドラマとしてお届けしたいと思っています」と構想を語った。なおKAKUTAが本多劇場で公演を行うのは、今回が初となる。
桑原裕子コメント
久しぶりの劇団公演に向けた書き下ろしに鋭意苦悶中です。
「一度立ち止まって、自分や周りを見てみよう」そう決意して休団をしていた間の約二年、様々なことに刺激を受け、考えました。それはもしかすると、自分の中にある劇団や芝居への愛を問う、そんな時間だったのかもしれません。
そうして「愛」というあまりに普遍的なテーマをタイトルに乗せた今作「らぶゆ」ですが、その愛のかたちは常に不完全で変容し続けています。不格好で間違いだらけの、美しくも正しくもない、いびつな石ころのような愛が、時に研磨され、時に摩耗しながら身勝手に形を変えていく様を、KAKUTAらしい多層的な人間ドラマとしてお届けしたいと思っています。
KAKUTA 第28回公演「らぶゆ」
2019年6月2日(日)~9日(日)
東京都 本多劇場
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