「黄色い叫び」開幕、中津留章仁「震災に対する思いが詰まった特別な作品」

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トム・プロジェクト プロデュース「黄色い叫び」が、3月20日に東京・全労済ホール / スペース・ゼロで開幕した。

トム・プロジェクト プロデュース「黄色い叫び」より。(撮影:塩谷安弘)

トム・プロジェクト プロデュース「黄色い叫び」より。(撮影:塩谷安弘)

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トム・プロジェクト プロデュース「黄色い叫び」ビジュアル

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作・演出をTRASHMASTERSの中津留章仁が手がける「黄色い叫び」は、2011年4月に初演された作品。本作の執筆中に東日本大震災を経験した中津留は、それまでに書いていた脚本の内容を白紙に戻し、「災害」を題材に“人間の生命に格差はあるのか?”を問う新たな物語を作り上げた。

2011年の夏の夜、とある地方の公民館では青年団のメンバーが祭の担当者を決める会議を行っていた。地域には台風が近付きつつあり、会議の内容は祭のことから災害対策に発展。次第に自然災害と人災、都市と過疎地の問題が浮き彫りになっていく。会議が終わったのも束の間、付近で土砂崩れが発生し、公民館は孤立状態となり……。

中津留は開幕に際し「震災に対する思いが詰まった特別な作品です。一人でも多くの方に見ていただきたい作品です。ご来場お待ちしております」と観客にメッセージを送った。上演時間は途中休憩なしの2時間15分を予定。東京公演は3月26日まで行われ、29・30日には大阪・大阪市中央公会堂 大集会室で上演される。

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トム・プロジェクト プロデュース「黄色い叫び」

2019年3月20日(水)~26日(火)
東京都 全労済ホール / スペース・ゼロ

2019年3月29日(金)・30日(土)
大阪府 大阪市中央公会堂 大集会室

作・演出:中津留章仁
出演:斉藤とも子原田祐輔山崎大輝、中嶋ベン、長尾純子太平、岡田優、伊藤壮太郎、足立英、辻井彰太

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読者の反応

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タクヤ.A ♠ @akashi_takuya

鑑賞済。台風の晩青年団の寄合に集う団員達が、帰宅の際に土砂崩れに遭い、被災した仲間達を救護する姿を描いた作品。被災した人々とその家族関係者の心理・人間の本能を演者達が生々しく表現しており、自身の震災当時の状況や心境を省み共感し、心を打たれる大変見応えのある素晴らしい舞台だった👏😌

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