「プラータナー」国内公演に意欲、岡田利規「すべての小説家に観てもらいたい」

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岡田利規が脚本・演出を手がける「プラータナー:憑依のポートレート」国内公演の詳細が発表された。

左から国際交流基金の柄博子理事、岡田利規、ワークショップデザイナーの臼井隆志氏、中村茜プロデューサー。

左から国際交流基金の柄博子理事、岡田利規、ワークショップデザイナーの臼井隆志氏、中村茜プロデューサー。

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ウティット・ヘーマムーン×岡田利規×塚原悠也「プラータナー:憑依のポートレート」メインビジュアル(宣伝美術・写真:松見拓也)

ウティット・ヘーマムーン×岡田利規×塚原悠也「プラータナー:憑依のポートレート」メインビジュアル(宣伝美術・写真:松見拓也)[拡大]

昨年2018年8月にタイで初演された「プラータナー:憑依のポートレート」は、タイ文学の新鋭ウティット・ヘーマムーンの自伝的小説を岡田が舞台化した作品。国際交流基金アジアセンターが主催する、日本と東南アジアの文化交流の祭典「響きあうアジア2019」の一環として行われる国内公演は、6月27日から7月7日まで東京・東京芸術劇場 シアターイーストで実施される。

岡田利規

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本日3月20日には東京都内で「プラータナー」のプレス説明会が行われ、岡田をはじめとする関係者が出席。岡田は、「プラータナー」のプロジェクト立ち上げから世界初演までの約2年の軌跡を振り返り、「ウティットから構想を聞いた時点で、『プラータナー』を舞台化したいと思っていました。小説を舞台に変換する意味を、このプロジェクト通して楽しみながら模索することができたと思います」と手応えを述べる。また、「小説を読むとき、読者は小説と一対一で向き合いますが、演劇という形式を取ることによって、ほかの人たち(観客)と一緒にフィクションを“経験”することができます」「東京公演を“すべての小説家”に観てもらいたいですね。『ここまでできるんだぞ』ということを、この作品によって提示したいです」と笑顔で語った。

さらに「プラータナー」の上演に伴い、演劇の新しい届け方を模索する「観客創出プロジェクト」を実施していくことが、本公演の企画制作を行う中村茜プロデューサーから発表された。この「観客創出プロジェクト」では、観客同士が感想を共有し合う「あなたのポストトーク」、タブロイドの発行、関連書籍の販売、ワークショップファシリテーションやグラフィックレコーディング、観劇レビューの書き方を学ぶ「プラータナー×AWRD(アワード)」が実施される。

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ウティット・ヘーマムーン×岡田利規×塚原悠也「プラータナー:憑依のポートレート」

2019年6月27日(木)~7月7日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト

原作:ウティット・ヘーマムーン(タイ語原題 “Rang Khong Pratthana”)
脚本・演出:岡田利規
セノグラフィー・振付:塚原悠也

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東京芸術劇場 @geigeki_info

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