「めんたいぴりり~博多座版~未来永劫編」に出演する
「めんたいぴりり」は、実在する明太子製造会社・ふくやと、その創業者が辿った歴史をモデルに、戦後の福岡で奮闘する人々の姿を描くシリーズ。2013年8月にテレビドラマとして放送され、15年2月に、続編ドラマが製作されたほか、15年3月には舞台版の「めんたいぴりり~博多座版~」が福岡・博多座で上演され、今年19年1月には映画版が全国ロードショーされた。
今回の「未来永劫編」では、ドラマ版と映画版で脚本を手がけた劇団桟敷童子の
ドラマ「めんたいぴりり」を観ていたと言う大空は、「戦後、復興の時代にみんなが情熱を持って生きるさまを描いたハートフルな作品。夫婦の愛も素敵ですよね」と語る。また、今回初共演する華丸について「お人柄も演技も素晴らしい」と述べ、「ドラマ・舞台・映画と出演された、華丸さんやレギュラーキャストの方々は、すでに空気感が出来上がっています。そこに入らせていただくので、焦る部分もありますが、人間味あふれる皆さんの輪の中へ飛び込んで行けばいいのかなと思っています」と口にした。
続いて自身の役どころについて触れた大空は、「東京から福岡に臨時で来ている小学校の先生なのですが、実は歌手になりたいという夢を持っている役です」と紹介し、今回初挑戦する博多弁について「東京から博多に来て5年目という役で、博多弁にもまだ、そこまで慣れていない設定なので、不自然さをそのまま使える部分があるのではないかと思っています」とコメント。また華丸と酒井が演じる海野夫婦とのシーンを振り返り、「お二人の息がぴったりで、稽古を楽しく拝見させていただいています。酒井さん演じる千代子さんは、ほうきを持って旦那さんを追いかけ回したりするんですが、博多弁って、怒っていても可愛いく聞こえるんですよね。なので、夫婦喧嘩のシーンにも愛が感じられます」と笑顔を見せた。
さらに、今回初めて演出を受ける東について大空は、「私は東さんが主宰されている劇団桟敷童子の大ファンなのですが、作品の重厚なイメージから、東さんはもっと“怖い方”だと思っていたんです。稽古初日にお会いして、『大空さん!』と笑顔で呼びかけられたときに、あまりにも自分のイメージと違っていて驚きました。稽古場でもいつもニコニコされていて、優しいんです(笑)」と述べ、記者たちの笑いを誘った。
記者から「博多に対するイメージ」を尋ねられると、大空は「何度も行かせていただいていますが、福岡公演はいつもワクワクしますね。街がホットですし、美味しいものがいっぱいあって、楽しかった記憶しかないです」と絶賛しつつ、「もつ鍋や鉄鍋餃子が好きです。明太子も必ずおみやげに買って帰りますね」とエピソードを語った。
そして話題が9月の東京・明治座公演のことにおよぶと、大空は「東京のお客様にも『楽しい!』と絶対に思わせたい、という気持ちが、華丸さんはじめ、座組のみんなにあります。自信を持って東京に持って行けるよう、いい作品にしたいです」と決意を新たにし、「幅広い世代に観ていただきたい。人々が必死になって生きていた昭和の物語ですが、今は震災からの復興もありますし、現代の人にとっても人ごとではないと思います。がんばりたい夢がある方や、あったかい気持ちになりたい方に是非観に来ていただきたいです」と観客にメッセージを送った。
公演は、3月30日から4月21日までは博多座、9月22日から29日までは明治座で行われる。
関連する特集・インタビュー
「めんたいぴりり~博多座版~未来永劫編」
2019年3月30日(土)~4月21日(日)
福岡県 博多座
原案:川原健
企画原案・監修:
脚本・演出:
出演:
※初出時、曜日表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
「めんたいぴりり~未来永劫編」
2019年9月22日(日)~29日(日)
東京都 明治座
原案:川原健
企画原案・監修:江口カン
脚本・演出:東憲司
出演:博多華丸、酒井美紀 / 大空ゆうひ、川原和久、藤吉久美子 / 原西孝幸(FUJIWARA)※Wキャスト、ワッキー(ペナルティ)※Wキャスト、斉藤優(パラシュート部隊)、ゴリけん / 瀬口寛之、福場俊策、井上佳子、酒匂美代子 / 博多大吉 ※映像出演 / 小松政夫 ほか
関連記事
大空ゆうひのほかの記事
タグ
リンク
- めんたいぴりり~博多座版~ 未来永劫編 |公演案内|福岡の演劇専用劇場 博多座
- めんたいぴりり~未来永劫編 | 明治座 公式サイト
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
めい @meinonchi
めんたいぴりり https://t.co/9w7pYO7dTv