本公演は、新国立劇場によるフルオーディション企画の第1弾。演出の鈴木、そして3396通の応募の中から選出された13人の出演者が、
この日の稽古は、“伝え方”を鍛えることを目的としたウォーミングアップからスタート。このトレーニングは、2人1組に分かれた俳優たちが、出されたお題を絵や図のみで表現し、どのペアが早く正解できるかを競うというもので、俳優たちは頭を悩ませながらも、和気あいあいとした様子で協力し合いながら答えを導き出していく。
ウォーミングアップを終え、第1幕終盤の稽古が始まると、先ほどの和やかな雰囲気から一変、スタッフ・キャストは真剣な表情に。初めに披露されたのは、アルカージナ(
続いて第2幕冒頭のシーンへ。談笑するアルカージナたちのもとにやって来たのは、シャムラーエフ(
本公演で用いられるのは、
鈴木は時折ストップをかけつつ、台本に書かれているセリフに対して、どのような感情を持ちながら発語しているのかを、俳優陣と擦り合わせながら、1つひとつのシーンを丁寧に作り上げていく。鈴木の熱い思いに応えるように、キャストたちも自身の演技プランを積極的に提案し、言葉を交わしながら戯曲を読み解いていった。
「かもめ」は、4月11日から29日まで新国立劇場 小劇場にて。
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「かもめ」
2019年4月11日(木)~29日(月・祝)
東京都 新国立劇場 小劇場
作:
英語台本:
翻訳:
演出:
出演:
※山崎秀樹の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。
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