和泉流狂言方の
3人は、2月6日から10日にかけてフランス・パリのシテ・ド・ラ・ミュージックで上演された「ジャポニスム2018:響きあう魂」の公式企画「能楽」に出演。千秋楽を迎えた10日には、同会場で芸術文化勲章叙勲式が行われた。
受章に際し、野村萬は「身に余る勲章をいただき、感激で言葉もない。来年は90才になるが、今後も一生懸命積み重ね続けていくことを誓ってご挨拶とする」と述べ、梅若実は「この芸術文化勲章の存在は以前より知っており、受章の知らせを受けたときは本当に嬉しかった」「今後も頑張って能の普及に努めたい」とコメント。浅見真州は「今回『シテ・ド・ラ能楽堂』ともいうべき立派な舞台ができたのは60年にも及ぶ先輩方の積み重ねによるもの。諸先輩の歩いてきた道を粗末にはできない。その意味においては、能の振興の第一歩であり、今後もより良い舞台を見せるための励みとしたい」と語った。
1957年に創設された芸術文化勲章は、日本におけるフランス文化の紹介者、普及の実務者や支援者に贈られる賞。芸術文化勲章にはコマンドゥール、オフィシエ、シュヴァリエの3段階があり、過去には川端康成、坂本龍一、松本零士らが受章している。
関連する特集・インタビュー
野村萬のほかの記事
リンク
- ジャポニスム2018
- ジャポニスム2018 (@japonismes2018_) | Twitter
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
ステージナタリー @stage_natalie
野村萬・梅若実・浅見真州、フランス芸術文化勲章を受章
https://t.co/vtnFPAoUPT