野村萬・梅若実・浅見真州、フランス芸術文化勲章を受章

1

25

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 6 8
  • 11 シェア

和泉流狂言方の野村萬が芸術文化勲章オフィシエを、観世流シテ方の梅若実と浅見真州が芸術文化勲章シュヴァリエをそれぞれ受章した。

3人は、2月6日から10日にかけてフランス・パリのシテ・ド・ラ・ミュージックで上演された「ジャポニスム2018:響きあう魂」の公式企画「能楽」に出演。千秋楽を迎えた10日には、同会場で芸術文化勲章叙勲式が行われた。

受章に際し、野村萬は「身に余る勲章をいただき、感激で言葉もない。来年は90才になるが、今後も一生懸命積み重ね続けていくことを誓ってご挨拶とする」と述べ、梅若実は「この芸術文化勲章の存在は以前より知っており、受章の知らせを受けたときは本当に嬉しかった」「今後も頑張って能の普及に努めたい」とコメント。浅見真州は「今回『シテ・ド・ラ能楽堂』ともいうべき立派な舞台ができたのは60年にも及ぶ先輩方の積み重ねによるもの。諸先輩の歩いてきた道を粗末にはできない。その意味においては、能の振興の第一歩であり、今後もより良い舞台を見せるための励みとしたい」と語った。

1957年に創設された芸術文化勲章は、日本におけるフランス文化の紹介者、普及の実務者や支援者に贈られる賞。芸術文化勲章にはコマンドゥール、オフィシエ、シュヴァリエの3段階があり、過去には川端康成、坂本龍一、松本零士らが受章している。

関連する特集・インタビュー

読者の反応

  • 1

ステージナタリー @stage_natalie

野村萬・梅若実・浅見真州、フランス芸術文化勲章を受章
https://t.co/vtnFPAoUPT

コメントを読む(1件)

関連記事

野村萬のほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 野村萬 / 梅若実 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします