Nibroll新作開幕、矢内原美邦「醜く、そうして美しく、切なく、汚く」

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Nibroll「悲劇のヒロイン」が、昨日2月7日に東京・東京芸術劇場 シアターウエストで開幕した。

芸劇dance / Nibroll新作公演「悲劇のヒロイン」より。

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芸劇dance / Nibroll新作公演「悲劇のヒロイン」より。

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本作は、東京芸術劇場のダンスプロジェクト「芸劇dance」の1プログラムにラインナップされたNibrollの新作公演。悲劇的な立場に置かれた5人の女優が、「リアルの悲劇」「フェイクの悲劇」「フィクションの悲劇」という3つの異なる観点から“悲劇”をとらえ、自身と世界の関係性を見つめ直す。

開幕に際し、振付・演出を手がける矢内原美邦は「醜く、そうして美しく、切なく、汚く、何の役にもたたない小さなことを忘れないように身体的マイナスを独特な表現に変えてゆく女優5人でやるニブロールダンス公演、いざ初演」とコメントした。

出演には笠木泉川田希光瀬指絵皆戸麻衣、望月めいりが名を連ね、映像・美術を高橋啓祐、音楽をSKANK / スカンクが担当。上演時間は約1時間10分で、公演は2月10日まで。当日券の情報はNibrollの公式Twitter(@_Nibroll)で確認を。

矢内原美邦 コメント

コンテンポラリーダンスを一言で定義すれば基準がなく何でもありのダンス。個人の身体を通して独自の世界を作ることで自由で多種多様な表現方法がうまれる。醜く、そうして美しく、切なく、汚く、何の役にもたたない小さなことを忘れないように身体的マイナスを独特な表現に変えてゆく女優5人でやるニブロールダンス公演、いざ初演。

高橋啓祐 コメント

イエスが死んだのは私の罪じゃないとパティスミスが宣言してから、世界が歪んでいるのは僕の罪だとブルーハーツが告白してから、いま自分らはこの目の前にある現状を誰の罪だと嘆こうか。だらしない体とウロ覚えの言葉と朧げな映像とやかましい音楽とで送るニブロールのドタバタ悲劇。

SKANK / スカンク コメント

不意に訪れたり。現実やフィクションについつい求めてしまう「悲劇」の先にいったい何を求めているのか? 目の前にある大事なまぼろしと。フィクションに向かっていく心と現実。どんどん当事者でなくなっていくことにどんな意味があるだろうか? そんな事も考えながら。求めているものを知ることが出来れば。希望を込めて上演!

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Nibroll新作公演・芸劇dance「悲劇のヒロイン」

2019年2月7日(木)~10日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターウエスト

振付・演出:矢内原美邦
映像・美術:高橋啓祐
音楽:SKANK / スカンク
出演:笠木泉川田希光瀬指絵皆戸麻衣、望月めいり

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