世田谷パブリックシアター×パソナグループ「CHIMERICA チャイメリカ」が、昨日2月6日に東京・世田谷パブリックシアターで開幕した。
「チャイメリカ」は、イギリス人劇作家のルーシー・カークウッドによる社会派戯曲。日本初演となる今回は演出を
初日を終えた栗山は「やはり、とんでもない作品だった」と振り返り、「初日の朝、熱くうごめくマグマを前に、俳優やスタッフたちとともに今も格闘は続いているが、それも承知の上でとても頑丈だが、とても豊かで楽しい。フェイクばかりの今の世の中に、物語の中の一枚の写真が捉えた時代の真実とは何かを、しっかりと見つめたい」とコメント。田中も「栗山さんの感覚、僕たち演者の感覚。そして見てくださる皆さまの感覚。全て一本に通してみたいなとワクワクしました。個人的には台詞では取りきれないジョーの本質をなんとか伝えたいです! 難易度は高いですが、まだまだ初日! ここからです!」と意気込みを語っている。
東京公演は2月24日まで行われ、その後2月27・28日に愛知・東海市芸術劇場、3月2・3日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター、3月6日に宮城・多賀城市民会館 大ホール、3月9・10日に福岡・福岡市民会館で上演される。
※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
栗山民也 コメント
やはり、とんでもない作品だった。そんな予感は充分にあったものの、稽古が進むうちにそれははっきりと証明された。38景の場面が、カメラのシャッターを連写するかのようなスピードで、その原色の光景を次々と炙り出す。そして、巨大なアメリカと中国を往還しながらも、そこに見えてくるものは、ただただ小さな人間たちの必死な姿なのだ。「自由とは」「人間とは」「世界とは」などの大きな問い掛けが、頭の中を駆けめぐる。
初日の朝、熱くうごめくマグマを前に、俳優やスタッフたちとともに今も格闘は続いているが、それも承知の上でとても頑丈だが、とても豊かで楽しい。フェイクばかりの今の世の中に、物語の中の一枚の写真が捉えた時代の真実とは何かを、しっかりと見つめたい。
田中圭 コメント
作品の持つパワーの凄さを改めて実感しました。
栗山さんの感覚、僕たち演者の感覚。そして見てくださる皆さまの感覚。全て一本に通してみたいなとワクワクしました。個人的には台詞では取りきれないジョーの本質をなんとか伝えたいです!
難易度は高いですが、まだまだ初日! ここからです!
アメリカと中国。2つの場面の差異も深く楽しんでください!
満島真之介 コメント
劇場に新たな風が吹いた、日本初演の初日公演でした。記念すべきこの日を胸に刻みたい。演劇の力、戯曲のもつ力を信じ、信頼できるカンパニーと共に千秋楽まで自分に与えられた使命を全うします。
倉科カナ コメント
沢山の方に支えられて、初日を迎えることができました。とても素晴しいルーシーさんの脚本、そして栗山さんの豊かな演出。その中でテスという人間を見つけ、舞台で生きるのに、私だけの力ではどうにもならないと痛感しました。沢山みんなに甘え、田中圭さんとは特に一緒のシーンが多いので圭さんに頼り、エネルギッシュで芯のあるテスが生まれれば良いなと思います。またジョーに出会い、感化されテスが行き着く先にも是非ご注目下さい。
眞島秀和 コメント
まず、無事に初日を迎える事ができて感謝しております。
これからこの座組で「チャイメリカ」を深めていけるのが楽しみです。
世田谷パブリックシアター×パソナグループ「CHIMERICA チャイメリカ」
2019年2月6日(水)~24日(日)
東京都 世田谷パブリックシアター
2019年2月27日(水)・28日(木)
愛知県 東海市芸術劇場
2019年3月2日(土)・3日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター
2019年3月6日(水)
宮城県 多賀城市民会館 大ホール
2019年3月9日(土)・10日(日)
福岡県 福岡市民会館
作:ルーシー・カークウッド
翻訳:小田島則子
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吉原馨 @kaolu_
満島真之介ほんとに良かったしんの、ほんと。
あと倉科カナめちゃくちゃよかった!
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