去る11月13日、
20世紀の巨匠4人の傑作選となる本公演では4作品が披露され、ジェローム・ロビンズがショパン「ノクターン」を中心とするピアノ曲を使って創作した「イン・ザ・ナイト」、
リハーサルでは「スプリング・アンド・フォール」の稽古が公開され、主役カップルの川島麻実子と
記者懇親会にはバレエ団の芸術監督・斎藤友佳理と、川島、柄本が登場。4人の巨匠の4作品を上演する本公演のプログラムについて斎藤は、「東京バレエ団のレパートリーには素晴らしい小品がたくさんあるけれど、これに加えてこれまでなじみのなかった振付家の作品、ゆかりのある振付家の新しい作品、そして東京バレエ団の柱でもあるベジャール作品を上演する。これが今回の4作品」と充実ぶりをアピールする。
さらに斎藤は2000年にバレエ団で「スプリング・アンド・フォール」を初演した際、同時上演の「時節の色」を踊るために同作への出演を諦めていたと述懐。直前にノイマイヤーから「スプリング・アンド・フォール」を踊るように指示されたと言い、「振りうつしのあとから本番まで、ご自身がずっとずっとリハーサルに付き合ってくださった。そのおかげでノイマイヤーさんのことをより理解できるようになったと思う」と振り返った。
「スプリング・アンド・フォール」のほか「イン・ザ・ナイト」にも参加する川島は、「私にとって、この4作品は夢の組み合わせ。携わることができてダンサーとして幸せです」と出演の喜びを明かす。続けて「それぞれの作品を、いろんな楽しみ方でご覧いただけたら」と呼びかけた。また柄本は14年の「ロミオとジュリエット」を振り返りながら、「ノイマイヤーさんの作品はとても繊細」と語り、「イン・ザ・ナイト」に加えて主演を務める「ボレロ」については、「経験を重ね、自分のものになってきたか」と所感を述べた。
公演は11月30日から12月2日まで、東京・新国立劇場 中劇場にて。なお川島や柄本のほか、
東京バレエ団「20世紀の傑作バレエ2」
2018年11月30日(金)~12月2日(日)
東京都 新国立劇場 中劇場
「イン・ザ・ナイト」
振付:ジェローム・ロビンズ
音楽:フレデリック・ショパン
11月30日(金)
12月1日(土)
川島麻実子、金子仁美、秋山瑛、柄本弾、宮川新大、ブラウリオ・アルバレス
12月2日(日)
上野水香、川島麻実子、沖香菜子、柄本弾、秋元康臣、ブラウリオ・アルバレス
「ボレロ」
振付:
音楽:モーリス・ラヴェル
11月30日(金)
上野水香
12月1日(土)
柄本弾
12月2日(日)
上野水香
「スプリング・アンド・フォール」
振付:
音楽:アントニン・ドヴォルザーク
11月30日(金)
川島麻実子、柄本弾
12月1日(土)
沖香菜子、秋元康臣
12月2日(日)
川島麻実子、柄本弾
「小さな死」
振付:
音楽:ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト
※「小さな死」の配役は、振付指導者によるリハーサルが始まってから決定。
※ 配役は都合により変更になる場合あり。
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