贅沢貧乏が性差をテーマに1年半ぶりの新作「わかろうとはおもっているけど」

1

66

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 17 47
  • 2 シェア

贅沢貧乏「わかろうとはおもっているけど」が、来年2019年2月13日から17日に神奈川・BUKATSUDO HALL、2月27日から3月3日に東京・VACANTにて上演される。

贅沢貧乏「わかろうとはおもっているけど」ビジュアル

贅沢貧乏「わかろうとはおもっているけど」ビジュアル

大きなサイズで見る

本作は贅沢貧乏にとって1年半ぶりとなる新作公演。今回は男女の性差をテーマに、“人間のこれまでとこれから”について迫る。上演に際し主宰の山田由梨は「ジェンダー問題への関心が高まり、性犯罪やセクハラ、女性の権利などが話題に上ることが多くなりました。しかし考えれば考えるほど、果たしてこれは根本的に解決が可能なのか疑問に感じてしまいます。生きものとして、あまりに違う男と女は、どのように分かり合えるのだろうか」と疑問を投げかけている。

山田由梨コメント

2月に上演する新作「わかろうとはおもっているけど」は、男女の性差の話が主題になります。
今まで贅沢貧乏の作品は、性別ということにあまり触れてこなかったので、新たな試みということになりそうです。
わたしは、”女らしい”のも”男らしい”のもあまり好きではなくて、どちらかというと性別が分かれる前のような存在を書くことが好きでした。それは今もそうです。

そもそも”性別”というものがあまり好きじゃないのかもしれません。

そんな中、今回はじめて、男女の性差について書いてみようと思っています。
前作「フィクション・シティー」を経て、そのことについて考える必然性のようなものを感じたのかもしれません。
ジェンダー問題への関心が高まり、性犯罪やセクハラ、女性の権利などが話題に上ることが多くなりました。しかし考えれば考えるほど、果たしてこれは根本的に解決が可能なのか疑問に感じてしまいます。
生きものとして、あまりに違う男と女は、どのように分かり合えるのだろうか。

この性別についての考察は、新作「わかろうとはおもっているけど」を始めとして、今後続くことになると思います。
そもそもジェンダーは男と女のふたつではないし、無数にあるはずなのに、2種類から考え始め、それに当てはめて考えてしまったから、たくさんの問題が生まれてしまったのではないか。という考えのもと、人間は、もっと個別になり、新しく生きれないかを模索する創作になるのではないかと思います。今後にご期待ください。

この記事の画像(全1件)

贅沢貧乏「わかろうとはおもっているけど」

2019年2月13日(水)~17日(日)
神奈川県 BUKATSUDO HALL

2019年2月27日(水)~3月3日(日)
東京都 VACANT

作・演出:山田由梨
出演:島田桃子山本雅幸田島ゆみか大竹このみ青山祥子

※初出時、出演者の名前に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

全文を表示

読者の反応

  • 1

ステージナタリー @stage_natalie

贅沢貧乏が性差をテーマに1年半ぶりの新作「わかろうとはおもっているけど」
https://t.co/aevbXkO8e8 https://t.co/E4tTj4yhDS

コメントを読む(1件)

関連記事

贅沢貧乏のほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 贅沢貧乏 / 山田由梨 / 島田桃子 / 山本雅幸 / 田島ゆみか / 青山祥子 / 大竹このみ の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします