蓬莱竜太「まほろば」が新演出で、出演に高橋惠子・早霧せいな・中村ゆり

4

291

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 52 139
  • 100 シェア

蓬莱竜太作「まほろば」が、来年2019年4月に東京と大阪で上演される。

「まほろば」の出演者。

「まほろば」の出演者。

大きなサイズで見る(全3件)

「まほろば」は、2008年に栗山民也の演出により東京・新国立劇場で初演され、翌09年に岸田國士戯曲賞を受賞した作品。劇団チョコレートケーキ・日澤雄介の新演出により上演される今作には、高橋惠子早霧せいな中村ゆり生越千晴、安生悠璃菜、八代田悠花、三田和代が出演する。

本作の舞台はとある田舎町。かつて地元の名家として知られた藤木家の母ヒロコは、東京での仕事を理由に結婚しない長女ミドリや、父親不明の娘ユリアを出産して今も家に住み着く次女キョウコに苛立っていた。そんなある日、突然ミドリが帰ってきて……。

上演に向け、蓬莱は「もう10年ほど前の作品なので少し照れくさい気もするが、演出、役者も一新されているわけで、新作を観るような楽しさで劇場に向かいたいと思う」とコメントし、日澤は「新しい時代の始まるこの年に、それでも変わらない何かを探します」は意気込みを語った。

公演は19年4月5日から21日まで東京・東京芸術劇場 シアターイースト、23・24日に大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで行われ、チケットは3月2日に発売される。

蓬莱竜太コメント

蓬莱竜太

蓬莱竜太[拡大]

男所帯の劇団で執筆している僕が、初めて女性だけの芝居を描いた作品である。「妊娠」という女性ならではのテーマが話の中心にはあるが、描きたかったのは性別ではなく人間の姿だ。僕にとって色々な扉を開いてくれた作品な気がしている。劇場の外で女性のお客様に「女の人生は閉経してからなんですよ」と笑顔で言われたことを今でも忘れない。もう10年ほど前の作品なので少し照れくさい気もするが、演出、役者も一新されているわけで、新作を観るような楽しさで劇場に向かいたいと思う。

日澤雄介コメント

日澤雄介

日澤雄介[拡大]

名作と呼ばれる戯曲は、色褪せることなくその時代を映し出します。蓬莱竜太氏の「まほろば」は、間違いなく名作と呼ばれる戯曲の一つであり、平成という時代とその時代に生きる女性を色濃く映し出しました。
「まほろば」初演から10年、世の中の移り変わりと共に様々なものが形を変えてしまいました。良いにせよ悪いにせよ、その変化に目を向けつつ演出したいと思っております。そして新しい時代の始まるこの年に、それでも変わらない何かを探します。

この記事の画像(全3件)

「まほろば」

2019年4月5日(金)~21日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト

2019年4月23日(火)・24日(水)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

作:蓬莱竜太
演出:日澤雄介
出演:高橋惠子早霧せいな中村ゆり生越千晴、安生悠璃菜(Wキャスト)、八代田悠花(Wキャスト)、三田和代

全文を表示

読者の反応

  • 4

タカラヅカ歌劇ポータル │ 宝塚歌劇・宝塚OG情報を発信中 @zukazuka_info

蓬莱竜太「まほろば」が新演出で、出演に高橋惠子・早霧せいな・中村ゆり - ステージナタリー https://t.co/UbjAomXzbs

コメントを読む(4件)

関連記事

蓬莱竜太のほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 蓬莱竜太 / 日澤雄介 / 高橋惠子 / 早霧せいな / 中村ゆり / 生越千晴 / 三田和代 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします