「まほろば」は、2008年に栗山民也の演出により東京・新国立劇場で初演され、翌09年に岸田國士戯曲賞を受賞した作品。劇団チョコレートケーキ・
本作の舞台はとある田舎町。かつて地元の名家として知られた藤木家の母ヒロコは、東京での仕事を理由に結婚しない長女ミドリや、父親不明の娘ユリアを出産して今も家に住み着く次女キョウコに苛立っていた。そんなある日、突然ミドリが帰ってきて……。
上演に向け、蓬莱は「もう10年ほど前の作品なので少し照れくさい気もするが、演出、役者も一新されているわけで、新作を観るような楽しさで劇場に向かいたいと思う」とコメントし、日澤は「新しい時代の始まるこの年に、それでも変わらない何かを探します」は意気込みを語った。
公演は19年4月5日から21日まで東京・東京芸術劇場 シアターイースト、23・24日に大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで行われ、チケットは3月2日に発売される。
蓬莱竜太コメント
男所帯の劇団で執筆している僕が、初めて女性だけの芝居を描いた作品である。「妊娠」という女性ならではのテーマが話の中心にはあるが、描きたかったのは性別ではなく人間の姿だ。僕にとって色々な扉を開いてくれた作品な気がしている。劇場の外で女性のお客様に「女の人生は閉経してからなんですよ」と笑顔で言われたことを今でも忘れない。もう10年ほど前の作品なので少し照れくさい気もするが、演出、役者も一新されているわけで、新作を観るような楽しさで劇場に向かいたいと思う。
日澤雄介コメント
名作と呼ばれる戯曲は、色褪せることなくその時代を映し出します。蓬莱竜太氏の「まほろば」は、間違いなく名作と呼ばれる戯曲の一つであり、平成という時代とその時代に生きる女性を色濃く映し出しました。
「まほろば」初演から10年、世の中の移り変わりと共に様々なものが形を変えてしまいました。良いにせよ悪いにせよ、その変化に目を向けつつ演出したいと思っております。そして新しい時代の始まるこの年に、それでも変わらない何かを探します。
「まほろば」
2019年4月5日(金)~21日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト
2019年4月23日(火)・24日(水)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
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