Lune Production「The Mist」が伝える“当たり前にある日々の美しさ”

KAAT DANCE SERIES 2018 Lune Production「The Mist（ザ・ミスト）」が、本日10月25日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 ホールで開幕する。

“ヌーボー・シルク”と称されるLune Productionが送る本作は、べトナム人の生命の源である“米”をテーマに、農村の生活をとらえた日本初演のダンス作品。約20種類のベトナム楽器からなる音楽の生演奏に乗せ、アクロバットやダンスを交えながらセリフを用いずに情景を描いていく。

ショー・ディレクター / 振付家のグエン・タン・ロクはタイトルの「The Mist」について、「葉の上に乗った朝露に朝日があたってパールに見える。その瞬間は美しく存在するが、陽が当たり続ければ消えてしまう。毎日あるものなのに気づかない、当たり前にある日々の美しさを伝えたい。そんな想いで名付けました」と語る。また観客に向け「若い次の世代に伝えたい事は、人間が本来持っている感情はとても豊かだということ。それがこのミストを通して皆さんに伝わるといいなと思っています」とメッセージを送っている。

上演時間は約1時間10分。公演は10月28日まで。なおLune Productionは、11月8日に神奈川・小田原市民会館 大ホール、11月10日に神奈川・横須賀芸術劇場 メインホール、11月17日に神奈川・大和市文化創造拠点シリウス 1階芸術文化ホールメインホールにて、「A O SHOW」の公演を行う。