“殴り合いを制す”のは?演劇「ハイキュー!!」須賀健太への誕生日サプライズも

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「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“最強の場所(チーム)”」が本日10月20日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで開幕する。これに先駆け、昨日19日にゲネプロと囲み取材が行われた。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“最強の場所(チーム)”」より。

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「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“最強の場所(チーム)”」ビジュアル

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ウォーリー木下が演出・脚本を手がける本作は、古舘春一のマンガを原作とした「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」の最新作。2015年の初演から座長として同シリーズを牽引してきた日向翔陽役の須賀健太ら烏野高校のキャストは、今作をもって同シリーズを卒業することが決定している。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“最強の場所(チーム)”」より。

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本作で描かれるのは、春の高校バレー宮城県代表決定戦の様子だ。“才能とセンス”“コンセプトの戦い”をテーマに掲げた今回の作品では、過去作以上にダンスの要素を多く盛り込んだ試合が展開。また、同シリーズの音楽を手がけてきた和田俊輔が生演奏で参加することも今作の注目ポイントの1つ。須賀を中心に長きにわたり共に戦ってきた烏野、17年の「勝者と敗者」以来の登場となる青葉城西高校、ついにフルメンバーがそろった白鳥沢学園高校、“殴り合いを制す”のはどのチームなのか。答えは劇場で確認を。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“最強の場所(チーム)”」より。

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ゲネプロ前に行われた囲み取材には、日向翔陽役の須賀をはじめとするキャストに加え、演出を務めるウォーリー、音楽を手がける和田が出席。今作にかける意気込みを問われた須賀は「いろいろな要素が1つになるのが演劇『ハイキュー!!』の醍醐味。今回はその集大成がお見せできるのではないでしょうか。卒業と謳ってはいますが、いつもと変わらず、1公演1公演を大切に演じ切りたいと思っています」と晴れやかな表情で語り、影山飛雄役の影山達也は「この作品を通して、演劇の楽しさを感じています。限界を超えた新しい境地にみんなでたどり着きたい」と目標を掲げた。

月島蛍役の小坂涼太郎が「話そうと思っていたことが健太くんと一緒で……」とはにかみながら、「今までと違った演劇『ハイキュー!!』になっているので、“楽しんでよろしくお願いします”」と挨拶すると、「“楽しんでよろしくお願いします”って何だよ!」とキャスト陣から鋭いツッコミが入る。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“最強の場所(チーム)”」より。

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続く山口忠役の三浦海里は「今まで積み重ねてきたものと今回新たに挑戦することが融合して、いい化学反応を起こしていると思います」とコメント。及川徹役の遊馬晃祐は、1年半ぶりに演劇「ハイキュー!!」のカンパニーに戻ってきたことに触れつつ、「“チーム感”にこだわって、最強のチームを作るべく稽古をしてきました。これからも上を目指していきたい」と意欲を見せ、牛島若利役の有田賢史は、白鳥沢を代表して参加した前作「はじまりの巨人」を振り返りながら、「今回は個性豊かなメンバーがそろいました。絶対王者である白鳥沢を、圧倒的熱量をもって演じたいです」と力強く語った。

囲み取材が不慣れだと言う和田は緊張した面持ちで「ウォーリーさんと培ってきた稽古のメソッドを、この期におよんで全部ぶち壊そうと思って稽古方針を変えました」と制作過程を明かし、「キャスト全員が舞台上で“生き”ながら試合をしていることが演劇『ハイキュー!!』の魅力なので、自分もその要素を取り込んで、その場その場で(即興的に)音楽を作っています。キャストやお客さんのグルーヴを感じながら、“一期一会感”を音楽に乗せて伝えられたら」と意気込みを述べる。またウォーリーは「試合の中にはたくさんのドラマがあって、それは試合を見て生まれる感動でもあり、“人間”(舞台上で演じている俳優)を見て生まれる感動でもあります」と演劇「ハイキュー!!」の魅力を語った。

烏野キャストからサプライズを受け、喜ぶ須賀健太(中央)。

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囲み取材終盤、須賀は「サプライズはないと思うので言いますが……僕、今日が誕生日で、ちょうど芸能生活20周年を迎えたんです」と切り出し、「役者人生の第2章の始まりとも言える今回の節目を、演劇『ハイキュー!!』の現場で迎えられてとても幸せです」と喜びを語る。するとそこに、田中龍之介役の塩田康平ら烏野メンバーが飛び入り参加。「健太、お誕生日おめでとうー!」とキャスト陣が須賀にケーキを手渡すと、須賀は目を丸くしながら「びっくりしたー!(笑) うれしさと共に身が引き締まる思いです」と感謝を述べつつ、「烏野のみんなとは、ちょうど高校生活1回分にあたる歳月を一緒に過ごして、まさに『僕たちが最強のチームだ』と思える3年間でした。誰一人欠けることなく、最後まで全力で駆け抜けたいと思います!」と決意を新たにした。

上演時間は休憩ありの約3時間10分。東京公演は10月28日まで。その後、11月から12月にかけて広島、兵庫、大阪、宮城を巡演し、12月7日から16日まで東京・日本青年館ホールで東京凱旋公演を行う。12月16日の千秋楽には全国の映画館でライブビューイングを実施。さらにこのたび、本公演のBlu-ray / DVDが来年19年4月17日にリリースされることも明らかになった。

なおステージナタリーでは、「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」の特集を展開中。須賀、影山の2人に、10月17日にBlu-ray / DVDがリリースされた前作「はじまりの巨人」の見どころを語ってもらった。

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「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“最強の場所(チーム)”」

2018年10月20日(土)~28日(日)
東京都 TOKYO DOME CITY HALL

2018年11月9日(金)・10日(土)
広島県 はつかいち文化ホール さくらぴあ 大ホール

2018年11月15日(木)~18日(日)
兵庫県 あましんアルカイックホール

2018年11月23日(金・祝)~25日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール

2018年11月30日(金)~12月2日(日)
宮城県 多賀城市民会館 大ホール

2018年12月7日(金)~16日(日)
東京都 日本青年館ホール

原作:古舘春一「ハイキュー!!」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中)
演出・脚本:ウォーリー木下

烏野高校

日向翔陽:須賀健太

影山飛雄:影山達也

月島蛍:小坂涼太郎
山口忠:三浦海里
田中龍之介:塩田康平
西谷夕:渕野右登
縁下力:川原一馬
澤村大地:田中啓太
菅原孝支:田中尚輝
東峰旭:冨森ジャスティン

青葉城西高校
及川徹:遊馬晃祐
岩泉一:小波津亜廉
松川一静:白柏寿大
花巻貴大:金井成大
矢巾秀:山際海斗
渡親治:齋藤健心
京谷賢太郎:北村健人
金田一勇太郎:坂本康太
国見英:神田聖司

白鳥沢学園高校
牛島若利:有田賢史
瀬見英太:瀬良祐介
大平獅音:横山真史
天童覚:加藤健
五色工:菊池修司
白布賢二郎:佐藤信長
川西太一:辻凌志朗
山形隼人:高橋駿一
鷲匠鍛治:川下大洋

烏野高校 OB・OG
嶋田誠:山口賢人
田中冴子:佐達ももこ

烏野高校 マネージャー
清水潔子:長尾寧音
谷地仁花:斎藤亜美

烏野高校 顧問・コーチ
武田一鉄:内田滋
烏養繋心:林剛史

※辻凌志朗の「辻」は一点しんにょうが正式表記。

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(c)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会

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