MSPインディーズによる「フォーティンブラス」＆朗読歌舞伎「何櫻彼櫻銭世中」

MSPインディーズ「フォーティンブラス」が8月17日から19日まで東京・アトリエファンファーレ高円寺で上演される。

MSPインディーズは、「明治大学シェイクスピアプロジェクト（MSP）出身者によるシェイクスピアともっともっと遊びたいキャラバン隊」の略称。MSP出身の俳優やクリエイターにより、ウィリアム・シェイクスピアのさまざまな楽しみ方を探る目的で結成されたユニットだ。

「並行世界（よこみち）ハムレットプロジェクトその2」と銘打たれた「フォーティンブラス」は、横内謙介が1990年に執筆した「ハムレット」のバックステージもの。ハムレット役を演じることなくこの世を去った俳優の亡霊が、フォーティンブラスの父を名乗って終演後の舞台に出没することで起こる騒動が描かれる。演出は新井ひかるが担当。

また同ユニットは、11月9日から11日まで東京・明治大学駿河台キャンパスアカデミーコモン3階アカデミーホールで上演される明治大学シェイクスピアプロジェクト「ヴェニスの商人」の関連企画として、MSP歌舞伎 読上（リーディング）公演「何櫻彼櫻銭世中（さくらどきぜにのよのなか）」を9月30日に東京・神保町試聴室で実施する。本作はシェイクスピア作「ヴェニスの商人」を脚色し、1885年に歌舞伎形式で上演された作品。今回は明治大学の学生を中心としたメンバーが出演し、“朗読歌舞伎”として上演される。