キャスト一丸で挑む“集大成”「ダンガンロンパ3」開幕、西銘駿「全力で」

「ダンガンロンパ3 THE STAGE 2018～The End of 希望ヶ峰学園～」が、本日7月20日に東京・サンシャイン劇場で開幕。これに先駆け囲み取材が行われた。

本作は、スパイク・チュンソフトのゲーム「ダンガンロンパ」を原作とした舞台シリーズの最新作。囲み取材には、苗木誠役の西銘駿、霧切響子役の岡本夏美、朝日奈葵役の飯田里穂、十六夜惣之助役の神永圭佑、天願和夫役の竹若元博（バッファロー吾郎）、塔和モナカ役の市川美織、宗方京助役の仲田博喜、そして脚本・演出の西森英行が参加した。

西銘は「ものすごく緊張してますが、『ダンガンロンパ』はファンの皆さんから愛されている作品なので、期待に添えるよう肩の力を抜いて全力でがんばっていきたい」と和やかに語る。続く岡本は「とにかく皆で丁寧に気持ちをつないでいけたら」とコメント。

神永は「去年やった作品で、とある先輩に『役者はとにかく舞台で汁を出せ。汗だったり涙だったり』と言われた」と語り、「今回は稽古からたくさん汁を出してがんばってきました。本番も汁を出してがんばっていきたいと思います」と意気込む。飯田は「2.5次元の舞台に出演するのは初めてなので、緊張していますが最後までしっかり演じたい」と目標を掲げた。

年長者の竹若は「貴重で新しい体験をさせていただいてます。その中にどっぷり飛び込んで、楽しみたい」と目を輝かせ、仲田も「大千秋楽まで一丸となって作っていきたい」と続く。NMB48卒業後初の舞台出演となる市川は「かわいいところとダークなところをいっぱい出して、皆さんの心に刻んでいただけるようなキャラクターを演じていきたいと思います」と気合を見せた。

西森は本作について、「『ダンガンロンパ』シリーズの歴史を踏まえた、集大成のような作品になりました」と紹介し、「とにかく『迷ったら原作を見よう』『愛される原作のキャラクターを見直そう』と言いながら皆で作品を作ってきました」と舞台裏を明かす。さらに西森は「アニメーションでやっていることを、どこまで再現できるかの限界に挑戦しています。その“画力”を見ていただけたら」と続け、作品をアピールした。

最後に記者から座長としてのコメントを求められた西銘が、「僕は皆をまとめられるような主演じゃないので、頼りがいもなかったと思うんです……。僕が引っ張ると言うより、皆が引っ張ってくれて、そのレールの上を突っ走ってきた1カ月でした（笑）」と恐縮すると、キャストたちから「まとめられてるよ！（笑）」とすかさずフォローが入り、座組の仲の良さを感じさせる。また西銘と約2年ぶりに共演する岡本は、西銘について「いい意味で2年前と全然変わらない（笑）。駿くんは皆を引きつける太陽みたいな心を持ってる方で、そのエネルギーがお芝居にも現れているなと感じます。座長・西銘駿に期待してます」と語り、エールを送った。

東京公演は7月23日まで。その後、7月27日から29日まで大阪・森ノ宮ピロティホール、8月3日から13日まで東京・ヒューリックホール東京でも上演される。