氷を溶かして熱い夏に！テニミュ3rd「全国大会 青学vs氷帝」開幕

「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学（せいがく）vs氷帝」が、昨日7月12日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで開幕。これに先駆け、同日ゲネプロと囲み取材が行われた。

去る5月に行われた「ミュージカル『テニスの王子様』15周年記念コンサート Dream Live 2018」の公演をもって、越前リョーマ役の阿久津仁愛を除くメンバーが卒業したことに伴い、11人のキャストを迎えて新たなスタートを切った青学（せいがく）。今作では、全国大会初戦で比嘉を制した青学と、関東大会でも青学と戦った氷帝が再び相見える。また青学と氷帝の2校のほか、比嘉がゲスト校として登場。さらに本作では既存のナンバーに加え、11曲の新曲が披露される。

囲み取材には、青学より越前リョーマ役の阿久津、手塚国光役の青木瞭、氷帝より跡部景吾役の三浦宏規、比嘉より木手永四郎役の武藤賢人が登壇。青学の新たなメンバーと共に切磋琢磨してきた阿久津は「“全国大会で比嘉を倒した青学”になることを目標に、ここまでがんばってきました。その目標がクリアできたからといって立ち止まるのではなく、常に上を目指していきたいです」と熱い思いを語り、今作が初参加となる青木は「合宿や稽古を経て、ようやくここにたどり着けました。公演を重ねるごとに成長して、凱旋公演にはパワーアップして戻ってきたいです」と意欲を見せる。

続く三浦は「氷帝メンバー9人全員でまたここに帰って来られたのが本当にうれしい」と感慨深げに語り、「僕たち氷帝は、8代目から9代目、9代目から現青学の皆さんにバトンがつながれていく様子をずっとそばで見てきたので、今回新たな青学と一緒に戦えることがすごく楽しみです」とコメント。また武藤は「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学（せいがく）vs比嘉」の公演を振り返りながら、「青学と氷帝に負けない熱量で、ゲスト校として公演を盛り上げられるように、そしてお客様に笑顔になって帰ってもらえるようにがんばります」と意気込みを述べた。

本作の見どころを問われた阿久津は「どの試合もいい試合で、全部が見どころなんですけど……」と悩みつつ、「やはり自分がリョーマを演じているということで、シングルス1（越前リョーマvs跡部景吾）が見どころかなと思います」とニコリ。「実際にコートに立ってみると、疲れより楽しさが勝って。リョーマに入り込めている感じがするんです。コートからはみ出すくらい、全力で駆け回りたいですね」と笑顔で語る。

さらに青木も「シングルス3（桃城武vs忍足侑士）、ダブルス2（乾貞治・海堂薫vs向日岳人・日吉若）、シングルス2（手塚vs樺地崇弘）、ダブルス1（大石秀一郎・菊丸英二vs宍戸亮・鳳長太郎）、シングルス1（越前vs跡部）、もちろん全試合見どころなのですが、シングルス2の手塚vs樺地戦をどう表現するのかに注目していただければ。完治した左腕でしっかりラケットを振れるようになった手塚の姿を、青学メンバーにしっかりと見せたいです」と力強く語ると共に、「氷帝さんも比嘉さんも、僕たちにいろいろなことを教えてくださいました。その力をすべて発揮してがんばっていきたいと思います。青学12人で最高の夏にしたいです」と抱負を述べた。

最後に三浦は「『全国大会 青学vs氷帝』を観て、平成最後の夏を深く心に刻んでいただけたら」、武藤は「ときに面白くて、ときに真剣な比嘉に注目してもらいたいと思います」と観客にメッセージを送り、阿久津は「青学12人で“氷を溶かして”、熱い夏を皆さんにお届けします。全公演観に来てください！」とアピールした。

東京公演は7月22日まで。その後、8月から9月にかけて大阪、福岡、岐阜、宮城を巡演し、9月20日から24日までTOKYO DOME CITY HALLにて東京凱旋公演を行う。さらにこのたび、来年2019年1月26日に本公演のBlu-ray / DVDが発売されることも明らかになった。