「銀河鉄道の夜」が、9月29・30日に東京の世田谷美術館 エントランス・ホールで上演される。
本作は、
舞台上では古川の朗読に、音楽家・
古川日出男コメント
あなたが宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を知っていようが知っていまいが、原作の「銀河鉄道の夜」を読んでいようが読んでいまいが、それは、どうでもいいのです。なぜならば、この朗読劇は、宮沢賢治のそれを「生まれ変わらせて」「そこに出現させる」ものだから。2011年12月に出発して、全国のほんとうに各地を回ってきた朗読劇だから、まるで空間を移動しつづけたように思えるけれども、それだけではないのです。2011年12月に出発して、時には息もたえだえになりながら走りつづけて、もう2018年9月になるのですから、時間も移動してきたのです。むしろ7年間という時間を(空間ともども!)貯めてきたのです。宮沢賢治の描いた「銀河鉄道」には、その沿線にプリオシン海岸なるものがあって、その波打ち際に、レールを敷ければと願っています。鉄道線路を、その渚に、夜の美術館のために。銀河鉄道の夜の、美術館のために。〈入口〉に。
世田谷美術館パフォーマンス・シリーズ トランス / エントランス vol.16 朗読劇「銀河鉄道の夜」
2018年9月29日(土)・30日(日)
東京都 世田谷美術館 エントランス・ホール
出演:
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- 朗読劇 銀河鉄道の夜
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