「Punk Fantasy『BOSS CAT』~シャルル・ペロー『長靴をはいた猫』より~」が、本日7月6日に東京・よみうり大手町ホールで開幕。これに先駆け昨日5日、同所で囲み取材とゲネプロが行われた。
本作は、フランスの詩人シャルル・ペローの童話「長靴をはいた猫」をモチーフとした舞台。脚本・演出を
会社を営む父が死んだことで、3人の息子たちは残された財産を分け合うことになった。長男(細見)は会社、やり手の三男(平野)は動産を相続したが、ぼんやりした次男(中山)は猫(京本)を与えられる。ところがこの猫は稀代の大悪党で、王様を相手に前代未聞の詐欺を企み……。
京本は、いたずらっぽく微笑みながら軽やかにセリフを繰り出し、策略を巡らせる猫を好演。高田は元気いっぱいに叫んだり、舞台上を飛び回ったりしながら使用人とウサギ、姫の3役を演じ分け、会場を大いに盛り上げる。細見、中山、平野演じる3兄弟も、椅子の上に飛び乗ったり、椅子を回したり、椅子を叩いてセッションをしたりしながらテンポの良い掛け合いを繰り広げた。
ゲネプロ前に行われた囲み取材には、出演者5名が出席した。京本は、セットされた金髪と鮮やかなピンク色のスーツという出で立ちで登場。カラーコンタクトを使用したことがないと言う京本は、「『カラコンは怖い』ってメイクさんに話したら、キラッとして猫っぽい目に見えるように、代わりに目元にラインストーンを付けてくれました」と自身の下まぶたをアピールする。本作が舞台初主演となることについては、「いつもとスタンスは変わりませんが、プレッシャーは感じてます。とにかく無事に、楽しめればいいかな。苦しみながらも楽しんで千秋楽まで突っ走りたい」と力強くコメントした。
中山は自身の演じる次男を「猫に操られるがまま何も考えず階段を昇って、のし上がります」と紹介。さらに共演者を示しながら「僕だけ明らかにメイクが施されていない」と言い、「一度髪形もかちっと決めてもらったんですけど、『やっぱりなしで』ということになって……」とエピソードを明かし、会場を笑いで包んだ。
使用人、うさぎ、姫を演じる高田は、初めてだと言う女性役に「ちゃんとかつらを被って“つけま”して、チークも付けるんです! 自分で言うのもなんだけど……めっちゃかわいいですよ!?」とコメントして記者たちの笑いを誘い、「姫をやるって決まってすぐに、すね毛を剃った」と自身の膝下を示す。京本が本作で初の座長を務めることについては、高田は「彼はセリフを覚えるのが一番早くて、さすがだなと」とコメント。これに対して京本はか細い声で「やめてよ、ゲネ前に……」と俯きながら呟き、場内を和ませた。
姫に扮した高田の姿についてインタビュアーが共演者にコメントを求めると、細見は「近くだとちょっと……ですけど、客席から見るとかわいい」と冗談を飛ばす。さらに京本も「日本での評価はわからないけど、国によっては美人枠」「見れば見るほど癖になると思う」と茶目っ気たっぷりに回答。これを受けて高田が「俺はアンジェリーナ・ジョリーとかをイメージしてたんだけど!?」と返すと、平野は「お前、勘違いも甚だしいぞ!」と笑い交じりにツッコミを入れ、座組の仲睦まじさをうかがわせた。
最後に、キャストを代表して京本が観客にメッセージを送った。京本は「楽しく明るいコメディタッチなので、身構えずに楽しみたいという気持ちで来ていただけたら。たくさん観に来てください!」と挨拶し、取材は終了した。
上演時間は休憩なしの約1時間40分。公演は7月8日までよみうり大手町ホール、7月19日から22日まで大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで行われる。
「Punk Fantasy『BOSS CAT』~シャルル・ペロー『長靴をはいた猫』より~」
2018年7月6日(金)~8日(日)
東京都 よみうり大手町ホール
2018年7月19日(木)~22日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
原作:シャルル・ペロー
脚本・演出:
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