「密やかな結晶」WOWOWでテレビ初放送、石原さとみインタビューも

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「舞台『密やかな結晶』石原さとみ×村上虹郎×鈴木浩介」が、6月30日20:00からWOWOWライブで放送される。

石原さとみ

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「密やかな結晶」より。(撮影:渡部孝弘)

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今年2018年2・3月に上演され、石原さとみの4年ぶりの舞台出演作となった本作は、日常が“消滅”していく島を描いた小川洋子の長編小説「密やかな結晶」が原作。脚本・演出を鄭義信が手がけ、島に住む小説家の“わたし”役を石原、20歳前後の容姿を保ったままのおじいさん役を村上虹郎、“わたし”の担当編集者・R氏役を鈴木浩介がそれぞれ担当した。また共演には藤原季節山田ジェームス武福山康平風間由次郎山内圭哉ベンガルらが名を連ねている。

石原自身が強く希望し、舞台化が実現したという本作について石原は「小説を読んだときに、一瞬でその世界に入り込めた」と話し、「どうなって行くのか先が読めなくて、どんどんのめり込んでいきました。これは映像ではなくて舞台で表現したい、この世界に入り込みたいと思いました」と作品愛を語る。

石原さとみ

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「音楽を聴いた瞬間に鳥肌が立ちました。こういうのがやりたかった、と心から感じた」と、石原は稽古初日を振り返る。また鄭から舞台での呼吸法や声の響かせ方について演出を受けた石原は「生声での演技にも不安はなかった」と述べ、「とにかく大きく、はっきりと言葉を言ってみたら、感情があとから乗ってきた。動作や自分が発した言葉、声の大きさによって感情が湧き上がってくるのを感じました」と実感を交えて語った。

さらに台本について演出家や共演者たちと話し合いながら行われた稽古を振り返り「(作品を)深めていっているなという実感がありました」と充実ぶりを明かし、ラストシーンについては「夢を見るくらい悩みました」と述べ、「その人の人生によって受け取り方が違うエンディング」と分析した。

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つかこうへいとの出会いをきっかけに舞台を好きになったと言う石原。つかからは「ど正面で真っ直ぐ、自分の言いたいこと、伝えたいことを客席に届けるということ」を学んだと述懐し、「今作でも、飾り気も何もなく熱を持って伝える、ストレートに言葉を届けるということに専念できた」と自信をのぞかせた。

番組では舞台本編のほか、石原へのインタビューも放送。なおインタビューの様子を収めた動画は現在、WOWOWの公式サイトで先行配信中だ。

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WOWOWライブ「舞台『密やかな結晶』石原さとみ×村上虹郎×鈴木浩介」

2018年6月30日(土)20:00~22:45

原作:小川洋子「密やかな結晶」(講談社文庫)
脚本・演出:鄭義信
出演:石原さとみ村上虹郎鈴木浩介 / 藤原季節山田ジェームス武福山康平風間由次郎 / 江戸川萬時益山寛司キキ花香山村涼子 / 山内圭哉ベンガル

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