「舞台『ジョーカー・ゲームII』」が、本日6月14日に東京・シアター1010にて開幕。これに先駆けて同日、囲み取材が行われた。
柳広司の小説をテレビアニメ化した「ジョーカー・ゲーム」を原作とする本作は、帝国陸軍の結城中佐によって設立されたスパイ養成部門・D機関で訓練を受けた若者の活躍を描くミステリー作品。舞台版第2弾の今作は、D機関の面々と彼らと対立する諜報組織・風機関が諜報戦を繰り広げる。脚本・演出を
囲み取材には木戸、君沢、合田、鈴木、谷口が出席。木戸は「僕をはじめとするD機関のメンバーは、前作である初演に引き続き同じ役をやっているので、またこの役を演じられるという喜びの反面、プレッシャーも感じています。ですが、ここまで稽古をやってきて、前回以上のものをお客様に届けられるという自信を持っておりますので、その自信を胸に舞台に立ちたいと思います」と力強く宣言する。
今作から参加の君沢は「現場に入ってD機関のチーム感をすごく感じました。僕の役はそんなD機関に対して強い存在でいなければいけないので、今回はどれだけその強さを出せるかが勝負だと思って挑みました」と述べる。また作品の魅力については「ダンスや歌がなく、ストレートプレイで勝負する今の2.5次元界の中では珍しい舞台に仕上がっています。このまま映画やドラマになってもいいくらいのクオリティで勝負していますので、観てくださるお客さんも一緒にそのシリアスな空気感を味わって楽しんでいただければと思います」と呼びかけた。
本作の見どころについて「リアルな時代背景です」と語る初参加の合田は、「第二次世界大戦前という実際にあった時代が舞台になっているのですが、演出の西田さんのこだわりによりその時代の空気感がリアルに表現されています。なので、観に来た方たちにもこんな時代があったんだということをぜひ体感していただければなと思います」と述べ、また自身の年齢に触れ、「僕は現在48歳と、2.5次元作品の出演者の中ではかなり年上になるかと思いますが、カッコよくて恐い風戸中佐を演じられるよう精一杯がんばりたいと思います」と落ち着いた口調で意気込んだ。
鈴木は「物語がハイスピードで展開するところもあれば、じっくりお芝居を見せるところもありますし、『全部観ないと騙されるぜ!』という舞台になっています(笑)。なので、観に来てくださるお客さんには、役者1人ひとりの動きを隅々まで観ていただいて、ぜひ僕らと騙し騙されの勝負をしてくれたらうれしいです」とアピール。
最後に谷口は 「2.5次元舞台の中で、いまだかつてこんなに出演者の平均年齢が高い舞台が存在するんだろうか……と思うぐらい、キャストの年齢層が高い舞台です(笑)」と笑いを誘いつつ、「プロデューサーさんや制作さんを含め、2.5次元界の中でかなり攻めた作品をみんなで作っているなと感じています。おじさんたちががんばって若い子をキュンキュンさせますので、よろしくお願いします(笑)」と締めくくった。
上演時間は途中休憩を含む約2時間20分。公演は6月20日まで東京・シアター1010で行われたのち、6月23日から26日まで大阪・大阪メルパルクホールで上演される。なお6月26日17:00に開演する千秋楽公演では、ライブビューイングも実施される。
※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
「舞台『ジョーカー・ゲームII』」
2018年6月14日(木)~20日(水)
東京都 シアター1010
2018年6月23日(土)~26日(火)
大阪府 大阪メルパルクホール
原作:TVアニメ「ジョーカー・ゲーム」、柳広司「ラスト・ワルツ」(角川文庫)
脚本・演出:
キャスト
実井:
甘利:
田崎:
波多野:
神永:
福本:
蒲生次郎:
風戸中佐:
アーネスト・グラハム:
白幡樹一郎:
逸見五郎:
ヨーゼフ・ゲッベルス:
ヘルマン・ゲーリング:
レニ・リーフェンシュタール:
三好:
結城中佐:
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