急勾配で繰り広げられる“鬼”たちのやり取り、KAAT×地点「山山」稽古を公開

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6月6日に開幕する、KAATと地点による共同制作第8弾「山山」の稽古の様子が公開された。

KAAT×地点 共同制作第8弾「山山」稽古の様子。

KAAT×地点 共同制作第8弾「山山」稽古の様子。

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KAAT×地点 共同制作第8弾「山山」稽古の様子。稽古の合間にフィッティングを行い、衣装を作り上げていく。

KAAT×地点 共同制作第8弾「山山」稽古の様子。稽古の合間にフィッティングを行い、衣装を作り上げていく。[拡大]

「山山」は、昨年2017年の「忘れる日本人」でタッグを組んだ三浦基率いる地点と松原俊太郎が再びコラボレートする作品。アメリカ人作家のハーマン・メルヴィルによる短編小説「バートルビー」をモチーフに、かつては美しかった山と“汚染物質の山”の狭間で暮らす家族たちの姿が描かれる。かつてそこに暮らしていた家族が立入禁止区域となった我が家に戻ると、作業用ロボットと外国人労働者による除染作業が行われていて……。

地点のメンバーは、拠点である京都での稽古を終え、現在は横浜に滞在し、劇場スタッフも含めたフルメンバーでの創作を行っている。対角線での最大勾配は21.3度という舞台セットをKAAT 神奈川芸術劇場の中スタジオに組み上げ、動きやセリフの確認を重ねながら稽古を積み上げていく。

KAAT×地点 共同制作第8弾「山山」稽古場にて、プランナーとの対話により、音響について決めていく。

KAAT×地点 共同制作第8弾「山山」稽古場にて、プランナーとの対話により、音響について決めていく。[拡大]

今回、三浦は松原の原作に、全員が“鬼”として登場するという設定を加えており、深刻なセリフにもユーモアがにじみ出す演出となっている。壮大な舞台美術の中で“鬼”たちがどのようなやり取りを繰り広げるのか、楽しみにしておこう。

「山山」の公演は、6月6日から16日まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオにて。また「山山」に続き、地点「忘れる日本人」が、6月21日から24日まで同劇場で上演。同作はその後、7月13日から15日まで愛知・愛知県芸術劇場 小ホール、7月18日から21日まで京都・ロームシアター京都 ノースホールと巡演する。

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KAAT×地点 共同制作第8弾「山山」

2018年6月6日(水)~16日(土)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ

作:松原俊太郎
演出:三浦基
出演:安部聡子石田大小河原康二窪田史恵小林洋平田中祐気、麻上しおり

地点「忘れる日本人」

2018年6月21日(木)~24日(日)
神奈川 KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ

2018年7月13日(金)~15日(日)
愛知県 愛知県芸術劇場 小ホール

2018年7月18日(水)~21日(土)
京都府 ロームシアター京都 ノースホール

作:松原俊太郎
演出:三浦基
出演:安部聡子、石田大、小河原康二、窪田史恵、小林洋平、田中祐気、麻上しおり

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