6月9日に開幕するNAPPOS PRODUCE「斜面」の稽古場の様子が公開され、出演者の
首藤は「稽古を重ねている今は、とても豊かな時間を過ごしているなと感じます」とコメント。小野寺も「今回の作品では、『世界をつくる』ことを意識しています。これまで当然のように使っていた音ひとつ、光ひとつを疑うところから始めている。稽古場で日々試行錯誤を重ねていくなかで、少しずつ全員がめざす方向に向かいはじめた手応えがあります」と自信を覗かせている。
公演は6月9日から17日まで、東京・東京芸術劇場 シアターウエストにて。
首藤康之コメント
稽古を重ねている今は、とても豊かな時間を過ごしているなと感じます。公演に向けての稽古って、ふつうは作品の形を完成させることに気をとられてしまうもの。けれど小野寺さんは、僕らが公演に向けてのスタート地点にたどり着くまでの道のりを尊重してくださる。実はその時間こそがすごく重要なんですよ。
小野寺修二コメント
今回の作品では、「世界をつくる」ことを意識しています。これまで当然のように使っていた音ひとつ、光ひとつを疑うところから始めている。稽古場で日々試行錯誤を重ねていくなかで、少しずつ全員がめざす方向に向かいはじめた手応えがあります。
首藤さんは、常に発見をしている人。動きひとつとっても、きっちりとやってみることとあえて壊すことの両方を心から楽しんで、そのなかでさまざまな発見をしていく。そんな首藤さんを見ていると、僕は改めてパントマイムの面白さに気付かされるんです。首藤さんもきっと、ご自分の専門であるバレエについて改めて考えているんじゃないかな。この二人のプロジェクトはいつも、そうやって自分に何ができるのかをお互いが問い直すタイミングでもあるんです。
二人とも、初めてご一緒した10年前とは身体が明らかに違う。いまの身体で臨む「斜面」の中で、この10年間の蓄積をお見せできたらとてもうれしいですね。
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水杜聡一 @mizumorisouichi
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