フラメンコで立ち上げるD☆D「マクベス」上演に向け東山「新解釈の一つに」

5月23日から27日まで東京・シアター1010で上演されるDIAMOND☆DOGS「Dramatic super dance theater『FLAMENCO マクベス』～眠りを殺した男～」。本作の稽古の様子と出演者らのコメントがステージナタリーに寄せられた。

DIAMOND☆DOGSの結成15周年記念シリーズの一環として行われる本作は、台本を上田遙と河内連太、演出・振付を上田が務め、ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」をフラメンコダンスで立ち上げるもの。マクベス役に同ユニットリーダーの東山義久、マクベス夫人役に水夏希がキャスティングされているほか、DIAMOND☆DOGSのメンバー、「ビリー・エリオット～リトル・ダンサー～」でタイトルロールを演じた木村咲哉、フラメンコダンサーの小島章司らが出演する。

上演に際し、東山は「様々な演出家が世界各地でマクベスを上演しておりますが今作も新解釈の一つとしてご提案できると確信しております。是非劇場でご覧ください！」、上田は「魂で踊る。血で踊る。肉体から音楽が見える踊り。まるで台詞が聞こえてくるような踊り。美しくゴージャスな踊り。あらゆる踊りの可能性をこのマクベスの選び抜かれたアーティストから感じていただけると思います」とそれぞれコメントしている。

なお5月24日19:00公演には東山と水、25日14:00公演にはDIAMOND☆DOGS、26日18:00公演には東山、木村、森が登壇するアフタートークショーが開催される。

東山義久コメント

シェイクスピア四大悲劇の一つとして多くの方々に知られるマクベス。
今作はflamencoのエッセンスをふんだんに取り入れ尺八、和太鼓、ドラムと演出家上田遙さん独自の世界観で表現してます。様々な演出家が世界各地でマクベスを上演しておりますが今作も新解釈の一つとしてご提案できると確信しております。
是非劇場でご覧ください！
お待ちしております。

水夏希コメント

シェイクスピアの美しい言葉を踊りで表現する。
今まではセリフや歌・踊り・衣装・装置etc. 色々な総合的な事で表現してきたものをたったひとつに削ぎ落されるからこその魅せ方が出来ればと思っています。
今までの引き出しに、新たな武器が増える公演になる予感がしています。
是非観にいらしてくださいね。

木村咲哉コメント

前回のサロメではバレエがメインだったのですが、今回のマクベスはバレエは前回よりもレベルアップしたもの、バレエの他にもフラメンコ、旗、殺陣などがあります。初めて挑戦するフラメンコは、今までのダンスと違う身体の使い方をするので難しいです。でもお客様の期待に応えられるように、新しい王にふさわしい役を演じられるように、本番までもっともっと努力して頑張ります！

上田遙コメント

魂で踊る。血で踊る。肉体から音楽が見える踊り。まるで台詞が聞こえてくるような踊り。美しくゴージャスな踊り。あらゆる踊りの可能性をこのマクベスの選び抜かれたアーティストから感じていただけると思います。11歳から78歳まで各世代のトップの出演者たち、マクベス（東山）・マクベス夫人（水）・運命（小島）・骨（森）・フリーアンス（木村）のおこす化学反応こそがこの作品のエネルギー。より物語をわかりやすくするために台詞と歌も演出に加えました。