超歌舞伎フィナーレはペンライトの光の海、中村獅童「待っていたとはありがてえ」

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「超歌舞伎『積思花顔競(つもるおもいはなのかおみせ)』」が、4月28・29日に千葉・幕張メッセ イベントホールで上演された。

「超歌舞伎『積思花顔競(つもるおもいはなのかおみせ)』」より。

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「超歌舞伎『積思花顔競(つもるおもいはなのかおみせ)』」チラシ

「超歌舞伎『積思花顔競(つもるおもいはなのかおみせ)』」チラシ[拡大]

脚本を松岡亮、演出・振付を藤間勘十郎が手がけた本作は、「積恋雪関扉」に着想を得た作品。中村獅童が悪人役である惟喬親王と、これに敵対する良岑安貞の2役を、バーチャルシンガー・初音ミクが、安貞の許嫁である小野初音姫と白鷺の精霊の2役を演じ分ける。出演者には2人のほか、中村蝶紫と澤村國矢、そしてボーカロイドキャラクター・鏡音リンが名を連ねた。

冒頭で披露された、“超所作事”(舞踊劇)「祝春超歌舞伎賑(またくるはるちょうかぶきのにぎわい)」に登場した獅童は、観客に「待っていたとはありがてえ」と挨拶。続いて山車に揺られて登場した初音は、新技術・両面透過型多層空中像表示装置により、車内のスクリーンから舞台上のスクリーンへと華麗に飛び降りてみせた。

劇中では板3枚を使っての戸板倒しや大立廻りなど、歌舞伎ならではの華麗な技が次々と披露される。さらにフィナーレでは観客のペンライトが会場を彩る中、獅童が鏡音の楽曲「天樂」に合わせ、「踊れ踊れ」と客席通路を練り歩いた。

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「超歌舞伎『積思花顔競(つもるおもいはなのかおみせ)』」

2018年4月28日(土)・29日(日・祝)※公演終了
千葉県 幕張メッセ イベントホール

脚本:松岡亮
演出・振付:藤間勘十郎
出演:中村獅童、初音ミク / 中村蝶紫、澤村國矢、鏡音リン

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