5月から6月にかけて上演されるミュージカル「アメリ」の公開稽古が、本日4月24日に東京都内で行われた。
本作は2001年に公開された同名映画を原作に、17年4月にブロードウェイで上演されたミュージカル。日本初演の今回は
公開稽古では、まず渡辺演じる大人になったアメリが、家を離れパリに向かう途中で自身の不安と希望を歌うナンバー「夢見る人は生きづらい」を披露。そしてアメリと
稽古後にはキャスト陣が本作にかける意気込みを語った。最初に渡辺は「プレッシャーもありますが、全身全霊でぶつかっていきたいと思います」と宣言。続いて太田は、自身が演じるニノについて「アメリが恋に落ちる男性ということで、アメリの魅力を引き出せる素敵なニノになるようにがんばります」と意気込んだ。
盲目の物乞いと庭のノーム像役を演じる
アメリの父親役を演じる
アメリの幼少期・ヤングアメリ役の叶英奈は「みなさんの足を引っ張らないように精一杯がんばります」、同じくヤングアメリをWキャストで演じる藤巻杏慈は「英奈ちゃんより1歳年上なので、しっかりしなきゃ!という気持ちもありながら、ちっちゃく見えるようにがんばります」と述べ、会場を和ませた。
カフェのオーナー・シュザンヌ役の
その後行われた囲み取材には、渡辺、太田、演出の児玉が出席。公開稽古を振り返った渡辺は「反省点もありますが、よりよいものができるよう日々精進して参りたいと思います」と心境を述べる。稽古に合流してから2日目だと明かした太田は「みんなで作る空気感を見せることができたと思います」と稽古を回想した。
児玉は本作について「アンサンブルがいないので、役者さんが舞台転換をしたり、小道具を出し入れしたり、何役も演じます。キャストとスタッフが一丸となって、アメリという23歳の女の子の妄想の世界を作るというのが作品の特徴だと思います」と解説した。
記者から大役を任せられた心境を尋ねられた渡辺は「緊張とプレッシャーばかりですが、楽しむ余裕も出てきたらいいなと。アメリというキャラクターは世界中で愛されているので、少しでも受け入れてもらえるよう、私なりのアメリを演じていければ」と前向きな姿勢を見せる。また共演者から“べーなべ”というニックネームで呼ばれていることについて、渡辺が「お稽古終わりにご飯を食べに行って、そのときに呼び名を決めようとなり、“べーなべ”に即決されました」とエピソードを明かすと、稽古にあとから合流した太田は「(渡辺が)ベーなべと呼ばれていると先ほど知って、衝撃でした(笑)。今日から僕もベーなべさんと呼びます」とコメントした。
太田は本作について「瑞々しい楽曲ばかりで、子供の方も楽しめますし、大人の方は童心に返ったり、改めて恋っていいなと思っていただける作品です」とアピール。そして児玉は、ミュージカル女優としての渡辺の印象について「初めてのミュージカルですが、言ったことは次にやるときには必ずクリアしています。曲が33曲もあって覚えることも多く、ほぼ出ずっぱりで大変だと思いますが、役を発展させることで楽しんで欲しい」とコメントした。
最後に渡辺は「映画『アメリ』ファンの方、今までミュージカルを観たことがない方にもオススメの素晴らしい作品です。ぜひ劇場に足をお運びください!」と呼びかけ、会見を締めくくった。公演は5月18日から6月3日まで東京・天王洲 銀河劇場、6月7日から10日まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて。
ミュージカル「アメリ」
2018年5月18日(金)~6月3日(日)
東京都 天王洲 銀河劇場
2018年6月7日(木)~10日(日)
大阪府 森ノ宮ピロティホール
原作:「アメリ」(ジャン=ピエール・ジュネとギヨーム・ローランによる映画に基づく)
脚本:クレイグ・ルーカス
音楽:ダニエル・メッセ
歌詞:ネイサン・タイセン&ダニエル・メッセ
翻訳・訳詞:滋井津宇
演出:
音楽監督:斉藤恒芳
キャスト
アメリ:
ニノ:
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