大きなトランクを引いて、
ある朝、幼い息子が息をしていなかったという記憶。息子を病院に緊急搬送した記憶。冷たくなった息子を前に、現実が受け入れられなかった記憶。そんなつらいフラッシュバックとは裏腹に、ナビが選んだ“ドライブにぴったりの曲”、□□□の「ツアー」は女を快適に遠くへと誘う。
やがてドライブインに立ち寄った女は、仲間に置いていかれた、
強い喪失感に苛まれつつも、それを表に出せずにいる女を小山はフラットな演技で表現。そんな女とは対照的に、言葉は片言だが感情はオープンな異国の女性を、端田は愛嬌ある人物として立ち上げる。また旅に憧れるナビという不思議な役どころを、大石はコミカルに、温かみを持って演じた。
上演時間は約45分。公演は4月21日から30日まで神奈川・STスポットにて。なお本作は5月4日から6日に、静岡で開催される「ストレンジシード2018」でも上演される。秋以降には、全国ツアーを予定。詳細は続報を待とう。
関連記事
ままごとのほかの記事
リンク
- ままごと: ままごと『ツアー』
- ままごと (@mama_goto) | Twitter
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
おおとも ひさし @tekuriha
ままごと「ツアー」開幕、わずか45分のかけがえのない旅と偶然の物語 - ステージナタリー https://t.co/xMwjn1cRxA