ももちの世界「鎖骨に天使が眠っている」は“愛と暴力の青春群像劇”

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ももちの世界「鎖骨に天使が眠っている」が、6月22日から26日まで大阪・in→dependent theatre 1stで上演される。

ももちの世界 #3「鎖骨に天使が眠っている」ロゴ

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ももちの世界は、京都を拠点に活動するピンク地底人のリーダー・ピンク地底人3号と、プロデューサーの若旦那家康による団体。第3回目となる本作では、京都・宇治川の堤防沿いにある桐野家の庭を舞台とした、“愛と暴力の青春群像劇”が展開する。

一家の大黒柱である桐野建人の通夜で、建人を棺に納めた見習い納棺師・坂本透と、5年前に失踪した建人の息子・桐野義男は再会する。かつて親友だった2人は思い出話に花を咲かせるが、過去の忌わしい事件が蘇り……。

上演にあたって、作・演出を手がけるピンク地底人3号は「期待していただいて大丈夫だと思います。ご来場、お待ちしております」とコメントした。

ピンク地底人3号コメント

ももちの世界 #2「黒いらくだ」より。(撮影:松田みねたか)

ももちの世界 #2「黒いらくだ」より。(撮影:松田みねたか)[拡大]

本作「鎖骨に天使が眠っている」は2015年に初演された「NYの天使」の対になる作品である。
「NYの天使」は主人公が行方不明になった親友を探す話だったが、今回は行方不明だった親友が戻ってくる話である。
もちろんここで「行方不明」は「失われたもの」のメタファーだ。一度「失われたもの」が帰ってくることは必ずしも喜ばしいことではない。
「失われたもの」がぶり返され、美しかったノスタルジーが我に帰る。
そこにある現実と向き合うこと、それは辛いことでしかないのかもしれない。けれど向き合うことにこそドラマがあり、人間の成長がある。
舞台は宇治川の堤防沿いにある一軒家の庭。様々な人物がこの庭にやってきて、過去を語っていく。語れば語るほど過去は重たくなってくる。
もうこれ以上の重さに耐えられない、無理だと嘆いたところで過去は軽くならない。
足が地面にめり込んでいよいよ身動きが取れなくなる。そうなった時、一体誰が手を差し伸べてれるだろう。
エレファントカシマシの名曲に「友達がいるのさ」というのがある。今回のタイトルは別にそれでもよかった気がする。
期待していただいて大丈夫だと思います。ご来場、お待ちしております。

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ももちの世界 #3「鎖骨に天使が眠っている」

2018年6月22日(金)~26日(火)
大阪府 in→dependent theatre 1st

作・演出:ピンク地底人3号
出演:秋津ねを、織田拓己、神藤恭平、高橋映美子竹内宏樹、野村由貴、橋本浩明、原由恵

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