4月から6月にかけて東京・東京芸術劇場 シアターイーストにて上演される、
第1作目は、4月19日から29日まで上演される「嗚呼いま、だから愛。」。戦い続ける夫婦を軸に、人は人をどこまで理解し合えるか、愛とは何かを問いかける作品だ。出演者には
また「句読点三部作連続上演」の2作目「悲しみよ、消えないでくれ」は6月7日から17日まで、3作目「死ンデ、イル。」は7月20日から29日まで同劇場にて上演され、「悲しみよ、消えないでくれ」には古山、
上演に向けて蓬莱は「句読点三部作は自分の今までの劇作観を捨て、もっとみっともなく、もっと醜く、故にもっと美しく人を描きたいという欲求から産まれたものでした」と初演を振り返り、「あれから数年、世の中の状況はよくなるどころか、より不安定になっているような気がします。あの時の世界を連続上演することで、未だに彼ら、彼女らが生きていること、生きていかなければならないこと、そしてそれは僕たちも同様であること。その決意を、覚悟を、醜さを、美しさを、逞しさを届けることに再挑戦したいと思っています。この三部作から次のステップを見つけたいとも考えています」と語った。なお三部作を1冊にまとめた台本集が劇場ロビーにて販売される。
蓬莱竜太コメント
句読点三部作連続上演にあたって
句読点三部作は自分の今までの劇作観を捨て、もっとみっともなく、もっと醜く、故にもっと美しく人を描きたいという欲求から産まれたものでした。震災、土砂 災害、パリの無差別テロという理不尽な死がそれぞれの作品の根底にはあるのですが、描きたいのはそのものではなく、それに少しでも影響した、しかも二次的ですらなく、四次的、あるいは十次的な、およそ本人たちにも自覚がないような、しかし確実に人生に染みを落とすことになってしまった、そんな人間たちの物語です。それは美談でもなく、派手でもなく、決してニュースやドキュメントにも取り上げられない、誰も感動しない、愚にもつかない、欠点や弱点だらけの、僕たちが普段生きている手に取れる話です。故にそれが美しいのではないか、そしてそれがフィクションを作る意味、そこに焦点をあてることが、演劇や映画や小説の使命の一つではないかと、そんな気持ちで上演した作品です。あれから数年、世の中の状況はよくなるどころか、より不安定になっているような気がします。あの時の世界を連続上演することで、未だに彼ら、彼女らが生きていること、生きていかなければならないこと、そしてそれは僕たちも同様であること。その決意を、覚悟を、醜さを、美しさを、逞しさを届けることに再挑戦したいと思っています。この三部作から次のステップを見つけたいとも考えています。
モダンスイマーズ「句読点三部作連続上演」
「嗚呼いま、だから愛。」
2018年4月19日(木)~29日(日・祝)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト
作・演出:
出演:
「悲しみよ、消えないでくれ」
2018年6月7日(木)~17日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト
作・演出:蓬莱竜太
出演:古山憲太郎、
「死ンデ、イル。」
2018年7月20日(金)~29日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト
作・演出:蓬莱竜太
出演:古山憲太郎、津村知与支、小椋毅、生越千晴、西條義将 / 片山友希、
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