「怪人二十面相 ~黒蜥蜴二の替わり~」が、明日3月30日に東京・サンシャイン劇場で開幕。これに先駆けて本日29日に囲み取材が行われた。
囲み取材には出演者より
河合は自身の役どころについて「どのような人生を歩んで怪人二十面相になったかが面白く描かれています。6月に上演させていただく『黒蜥蜴』の物語に、この怪人二十面相がどのように関わっていくのかも見どころです。私自身こういうお役は好きで、自分に染み込みやすいので、自主公演でやらせていただけるのはすごくうれしいです」と述べた。
河野不二子役の春本は「前回の『黒蜥蜴』と同じく、お嬢様の役どころですが、ちょっとコンプレックスを抱えている役でして、6月の『黒蜥蜴』にもつながっていくキーポイントになるので、がんばりたいと思います」と意気込みを語った。
貴城は自身が出演するシーンの見どころについて「レビューの女王・花菱蘭子と黄金仮面を演じます。黄金仮面で久しぶりにちょっと男役スタイルがありますし、物語の中で重要な役割をさせていただいております。とにかく華やかに舞台を彩れるように演じたいです」と笑顔を見せた。
今回の自主公演について喜多村は「6月の『黒蜥蜴』に向け、シリーズにできないかなというのが最初のとっかかりで、
記者から意気込みについて尋ねられた貴城は「レビューの場面だけでなく、普段の会話の中でレビューの女王らしさを醸し出せたら。そういう意味では宝塚の時の華やかな世界が役に立っているんじゃないかと」と答える。そんな貴城について河合は「宝塚のトップスターさんというのは本当にスターさんなんだなと思いました。華やかさを添えてもらうというのは本当にうれしいです」と絶賛。また貴城は「劇団っていいなと改めて感じています。温かさもですし、上の方に教えていただけるというのは幸せで、ありがたいなと宝塚時代を思い出しました」と感慨深げに話した。
喜多村と貴城が結婚後初共演となる本作。これについて喜多村は「共演は6年ぶりなんです。とにかく仕事場でも家庭でも24時間一緒というのが初めてですし、夫婦であること、劇中で明智と黄金仮面であることがリンクしてる場面や、円玉と花菱蘭子が絡むところもあります。我々としてはちょっとプライベートを覗かれているような感覚で恥ずかしくなるところもあるんですが」と心中を明かす。これに対し河合が「2人の場面は家で稽古できますからね。いいと思いますよ」と切り出すと、喜多村は「これが特権でね。この人(貴城)とのシーンはセリフ覚えがいいんですよ。ほかのところは全然覚えられないのに」と笑いを誘いつつ「今回は本当に奥さんに助けてもらったなと思います」と感謝の意を述べ、会見を締めくくった。
「怪人二十面相 ~黒蜥蜴 二の替わり~」は、4月1日までサンシャイン劇場にて。なお新派130年 六月花形新派公演「黒蜥蜴 全美版」は、6月2日から23日まで東京・三越劇場で上演される。
「怪人二十面相 ~黒蜥蜴 二の替わり~」
2018年3月30日(金)~4月1日(日)
東京都 サンシャイン劇場
原作:江戸川乱歩
脚色・演出:
出演:
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