アジアのダンスの未来を拓く「DANCE DANCE ASIA」混成チームのトリプルビル開幕

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「DANCE DANCE ASIA―Crossing the Movements 東京公演 2018」が、本日3月23日に東京・東京芸術劇場 シアターイーストで開幕。これに先駆け公開ゲネプロが行われた。

長編「Hilatas<君を導く光>」より。

長編「Hilatas<君を導く光>」より。

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短編「宇宙 -space-」より。

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「DANCE DANCE ASIA」は、ストリートダンスを通してアジアのダンサーの交流を促進すると共に、ストリートダンスを軸とした舞台作品の共同制作を行うプロジェクト。5年目の開催となる今回は、フィリピンのVince Mendoza、日本の黄帝心仙人、インドネシアのHamdi Fabasの3組が作品を披露する。

短編「宇宙- space-」より。

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1作目に登場するのは、黄帝心仙人の短編「宇宙 -space-」。脚本を鈴木おさむが手がけた本作では、宇宙へ飛び立った国籍の異なる5人の宇宙飛行士による、無重力空間での生活が描かれる。フィリピン、インドネシア、シンガポールから参加している3人の男性ダンサーと日本人の女性ダンサー2人は、襟の膨らんだそろいの制服を着込み、宇宙船を模した狭い半球体のステージの中で、しなやかな身体を駆使して無重力状態を表現。馴染みのある音楽や小道具、そしてスローモーションなどを取り入れ、宇宙空間での日常をコミカルに表現した。

短編「Soul Train」より。

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その後披露される2作目「Soul Train」は、Hamdi Fabasによる短編作品だ。出演者の5人は、白地に黒のラインが入ったトラックスーツに身を包み、目隠しをして舞台に登場。彼らは規則的なリズムに乗って、ステージ上で足早にすれ違っていく。やがてリズムは変則的になり、徐々に電車の音と重なって……。繰り出されるアクロバティックな大技と、DJ Hirokingとのコラボレーションにも注目だ。

長編「Hilatas<君を導く光>」

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トリプルビルの最後を飾るのは、2016年にDDA東京公演にて初演され、昨年17年にベトナム・ハノイ、フィリピン・マニラで再演された、Vince Mendozaの「Hilatas<君を導く光>」。このたび、Fabien Priovilleを振付補佐・ドラマトゥルクに迎え、“ルーツ”というテーマを加えて新たな長編作品として立ち上げる。

本作では、自身のルーツと向き合うために人生を巻き戻し、その生涯を振り返る様を、身体の回転やカセットテープを使った演出で表現。ルーツを知ったことで自分の人生を取り戻していく人々の姿が、ダンサーそれぞれのパワフルなダンスにより描き出された。

上演時間は途中休憩ありの2時間25分を予定。公演は3月25日まで。なお明日24日13:00公演にはVince MendozaとFabien Prioville、同日18:00公演には黄帝心仙人ら、25日13:00公演にはHamdi FabasとDJ Hirokingによるアフタートークが実施される。

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「DANCE DANCE ASIA―Crossing the Movements 東京公演 2018」

2018年3月23日(金)~25日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト

プログラム

長編「Hilatas<君を導く光>」

振付・演出:Vince Mendoza(フィリピン)
振付・演出補佐・ドラマトゥルク:Fabien Prioville(フランス)
出演:Bboy Allen(フィリピン)、Bird(シンガポール)、Khenobu(マレーシア)、松田尚子(日本)、Rhosam V. Prudenciado Jr. “Sickledsam”(フィリピン)、Salt(インドネシア)

短編「宇宙 -space-」

脚本:鈴木おさむ(日本)
振付・演出:黄帝心仙人(日本)
振付補佐:ZAIHAR(シンガポール)
出演:James Wong(フィリピン)、Miyu(日本)、Pythos Harris(インドネシア)、You Kaneko(日本)、ZAIHAR(シンガポール)

短編「Soul Train」

振付・演出:Hamdi Fabas(インドネシア)
振付補佐:Steven Russel(インドネシア)
出演:B-boy Cheno(タイ)、KATSUYA(日本)、Le Huu Phuoc(ベトナム)、NOVIE ONE(インドネシア)、TECCHY(日本)
DJ:DJ Hiroking(日本)

※初出時より、振付補佐のクレジットを追記しました。

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